女性一人旅で気をつけること
「女性一人で交通機関に乗るときには」「女性一人旅で食事をするときのコツ」「女性一人旅は危ない?」「女性一人旅で上手に友達を作るには」「女性一人旅から得られるもの」など女性一人旅で気をつけることを紹介します。

女性一人旅は損をする?

2018/02/21

男性一人旅であれば、例えば深夜にバスターミナルや駅に着いて、タクシーも見つからないし近場に宿もないという場合、駅構内で夜を明かしてしまうこともできます。

外国の駅では、トイレは安全上の理由から夜は閉まっていることが多いですが、そんな場合でも男性であればちょっと物陰に入って用を足すこともできます。

ただ女性だとそうも行きません。深夜に新しい町に着く交通手段は避け、多少高くついても明るいうちに着ける交通手段を予約し、宿もその日の夜だけは予約しておくことになると思います。

また大きな荷物を持って長距離を歩くのも、男性だったら体力的にできることですが、女性だと難しい面があります。無理をして体調を崩して、せっかくの旅行が台無しになるのは避けたいので、こまめにタクシーを使うことになるかと思います。また夜間の移動にも、知らない町であればなるべくタクシーを使いたいところ。

また、これは特に発展途上国を旅行しているときに思うことなのですが、女性ひとりでは現地の人と手放しで仲良くなれないのが残念なところです。途上国では、旅行者に話しかけてくるのはほぼ100%が男性です。男性同士であれば、気兼ねなく一緒に出かけていろんなローカル体験ができるのでしょうが、女性ひとりで旅先で知らない男性に付いてどこかに行くのはリスクが高いです。そのため警戒心が先に立ち、せっかくの変わった楽しい体験を逃すことも多いと感じています。

このように、女性ひとりだということで、男性よりも何かと損なことが多い気がします。わたしは普段は女性でいることを楽しんでいますし、女性に生まれて損だと思ったことはありませんが、旅行に関しては「もしも男だったら」と思うことが時々あります。次にもし生まれ変わるなら、男性に生まれ変わって、女性ではできなかったようなちょっとハードな旅をたくさんするのが夢です。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。