仕事体験記
こんな仕事を経験しました。聞いてみたかった仕事体験記。

オーストラリアでカフェの仕事体験〜vol.1

2010/06/27

多国籍の方々と接することができる仕事
オーストラリア(シドニー)で暮らし始めて数年が経った頃、オーストラリアの友人がカフェをオープンすると知らせを受けました。そして、そのオープンに当たって、是非私にオープニングスタッフとして働いてくれないかと言う話がきました。友人の頼みだし、店を開業することにも興味があったので、当時働いていたフレンチレストランを辞めてカフェオープンに向けてメニュー作りや食料の調達、シェフやウェイトレスの人材を集めたり、ここのカフェのマネージャーとして働かせてもらうことになりました。

シドニー市内にあるそのカフェは、席数20席くらいの小さなカフェで、朝7時から夕方5時までオープンし、お客さんは学生さんだったり、オフィスで働くOLやサラリーマンだったり、現場工事のおじさんだったりさまざまで、オーストラリア人のお客さんだけではなく、日本人の方も、中国人も、ヨーロッパ人も、アメリカ人もいろんな方が来られました。このように多国籍の方々と接することができるということも、オーストラリアで働く魅力の一つだと思います。

キッチンはオープンキッチンになっていたので、キッチンからもお客さんの顔が見ることができ、当然お客さんからもキッチン内が見渡せるため、鼻クソなんかほじくっていると大変なことになります。カフェで働いていて思ったことは、みんなコーヒーが本当に好きだということ。朝出勤する前に1杯飲んで、休憩中に1杯、ランチの後に1杯、おやつの時間に1杯、仕事が終わって1杯・・・っと、これが全く同じお客さんだったりするので驚くばかりです。しかも、コーヒーのビジネスって案外儲かるものなんですね。これはきっとレジを担当しているものにしかわからないことだと思いますが・・・・

お客さんがカフェに来るピーク時間は、出勤前である7時から9時までの間と12時から1時までの間、そして3時から4時までの間で、ほとんどが近くにいる常連さん達ばかり。なので、オーダーするコーヒーの種類(ラテ、カプチーノ、砂糖が何杯とか)もだんだん覚えてくるようになり、向こうの道路から渡ってくるのを見かけたら、すぐ作ることによってタイミング良く渡すこともでき、お客さんを少しでも待たせないようにと、(これは日本人特有の考え?!)このようにして常連さんを少しずつ増やして行くことができました。

仕事時期:2年

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」