奥様はフィリピーナ
価値観の違い、仲良く暮らす秘訣、フィリピン家族についてなど、フィリピン奥様との面白い話を紹介します。

喧嘩したらどうやって仲直り?

2013/11/22

フィリピンのアンナと結婚し娘ができて三人家族になりました。いやあ 子供がいると家庭が明るくなりますねえ私とアンナの年齢差は丁度20歳ですから、余りぶつかり合う事はありません。しかも、アンナは非常におとなしい性格をしており、滅多に喧嘩する事もないのです。

或る日のこと、アンナがいつもよりニコニコして楽しそうです。「なにか楽しい事でもあったのか?」と聞いたら口に指を当てて「ヨイショ」といいます?「ヨイショ じゃなくて ナイショ」でしょうが・・・時々日本語が可笑しい?

何かなあ、誕生日でもないし、結婚記念日でもないし、クリスマスはズ〜ッと先だしなあカレンダーを見ると11月10日に何か印が付けてあります。う〜ん!11月10日は思い当たる事が無いなあ・・他の事だろうと思っていました。

しかし、当日が過ぎるとアンナが不機嫌になっています。アゴをあげて上目つかいで私をみるから「ハッキリ言わんと判らんばい!」と語気を強めたら「アナタ ワスレタ ワタシ カナシイヨ アイシテナイ カナ」といいます。「だから、わたしが何を忘れたのか聞いとるんじゃい!」というと、小さな声で「ニンシン メモリー」といいます。?????なんじゃ?妊娠メモリーかい、妊娠メモリーってなんじゃらホイ!と茶化したら、神様から子供を授かった記念すべき日だそうです。

「あのねえ、日本に妊娠記念日はありませんし、何で11月10日なのかなあ・・」と聞いたら、出産からさかのぼって計算すると11月10日だそうです。

「とにかく判ったから、妊娠記念日は何をプレゼントすれば良いのか」と聞いたら、「アイノナイ プレゼント イラナイ」といわれました。

聞いた事のない妊娠記念日に就いて調べたら、妊娠というよりも女の子を出産したお祝いだそうです。フィリピンは女系家族で、女の子が生まれると親戚一同がお祝いをするそうです。

とりあえず、愛があっても無くても構わないので、かすみ草に包んだバラを20本、子供の写真を簡単に取れるデジカメをプレゼントしました。

バラの花束を受け取るとチュッ、デジカメでチュッチュッ、フィリピーナは単純明快です。しかし、未だに誰に聞いても妊娠記念日なんて知らないと言います。う〜ん! 一杯食わされた カナ!

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。