奥様はフィリピーナ
価値観の違い、仲良く暮らす秘訣、フィリピン家族についてなど、フィリピン奥様との面白い話を紹介します。

日本語の勉強と教え方

2013/11/08

18歳のフィリピーナ「アンナ」に少しずつ日本語を教えるようにしました。3歳児用の絵本を買ってきて、まずは物の名前を覚えさせます。野菜、果物、乗り物、食べ物、スポーツ、レジャー、生活用品、電化製品、公共施設などです。ノートと鉛筆を与えて、カタカナと平仮名の勉強もはじめました。

暫くすると、ショッピングのたびに「トウフ、ナットウ、オカシ、ニンジン、ダイコン、ニクニク」と言い出し始めました。「ニクニクってなに?」と聞いたら、にんにくの事でした。

ショッピングは日本語の生きた勉強ができます。買い物メモをカタカナで書かせ、お財布を渡して自主的にショッピングさせます。まず、何処にどんな品物が置いてあるのか、同じ商品での違い、会計の仕方が基本です。

初めの内は、二人暮しなのに大量に買おうとします。フィリピンでは、鶏1羽、子豚1頭、米50キロ、野菜もキロ単位なのです。レジでの計算と支払いは、お金の価値観を覚えるのに都合が良く、小銭でお釣りが無いように支払う事ができるようになりました。

「ショウヒゼイ ナニ?5% タカイナ」といいますので、「フィリピンは、12%だよ」っていったら「NO NO NO フィリピン ナイ」といいます。「あはは、フィリピンは商品代金に加算されているから庶民は気が付いていないだけなんだよ」本当に、フィリピン人は消費税を取られていることも知らないのです。

続いて幼稚園の「めばえ」という雑誌で勉強させました。少しずつ簡単な漢字も出てきて、ちゃんとした挨拶や敬語も使えるようになりました。

更に、小学校一年生の国語を勉強させました。1日2時間の指導は大変でしたが、途中からアンナ自身で予習ができるようになりました。そんなある日のこと、アンナが私に「ハイコレ ヨンデ」とメモを渡します。

「あなたに会えて幸せです。感謝しています。私の人生をあなたに捧げます」と書かれてます。私は笑いながら読みましたが「アナタ チャント ヨンデクダサイ」といいます。

ええ何々、うん!「わたしの人生をあなたに捧げます」って結婚かよ。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。