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兵庫県／ツウの神戸めぐり～神戸の港町・塩屋と垂水で1日遊ぶ

2014/03/13

港町神戸には、商業港、漁港を合わせると本当にたくさんの港があります。どうも神戸市東部の港の方がおしゃれなイメージがあるらしく、デートスポットなどはそちらに偏りがちですが、西部にだって面白い港町があるんです。

そこでここでは、神戸市西部の隣合う港町・塩屋と垂水で1日遊ぶプランを提案してみたいと思います。

＜移動時間だって楽しめる＞
神戸の中心街からJR山陽本線に乗って西側を目指すと、須磨駅のあたりから、電車がぎりぎり海沿いを走り出します。晴れた日に海がきらきら輝く様子は、見慣れていてもいつも感動ものでした。

＜まずは塩屋をぶらり＞
JR塩屋駅で降りたら、山側の出口を出ます。すると目の前に、緑色の屋根をした洋館が見えます。「旧グッゲンハイム邸」と呼ばれるこの洋館は、保存状態も良く、毎月第3木曜日に内部の見学会を行っているので、一見の価値ありです。

塩屋は文明開化の明治時代、お雇い外国人や外国人商人がたくさん住んでいた町で、今でもちらほら洋館が残っているのです。他にも、現在フレンチレストランとして営業している「旧ジェームス邸」も保存状態がいいですが、お店なので勝手に中に入ることはできません。レストランを利用するか、店員さんに了承をとって下さいね。

塩屋はとにかく坂道が多く、坂を登っている途中に後ろを振り返ると、街並みの間から海が見えます。とても絵になる景色です。

＜垂水でお買い物＆グルメ＞
塩屋駅から垂水駅までは電車でひと駅。垂水駅ではまず、東側改札を出て山側に行ってみましょう。左手に長い商店街の入り口があり、そこを入るとすぐに新鮮な魚介類を売る鮮魚店が立ち並びます。季節によっても違うその日の水揚げを見ていると楽しいですよ。

商店街の中には気軽な定食屋さんや、テイクアウェイのコロッケやから揚げなど、いろいろな食べ物のチョイスがあります。小腹が空いたら是非どうぞ。

商店街を抜けると、左手に垂水駅西口があります。駅構内を抜けてしばらく海沿いに西側へ歩くと、「マリンピア神戸・ポルトバザール」という大きなアウトレットモールが見えてきます。こちらでは国内外のアパレルブランドが常時30%-50%のアウトレット価格で買えるお得さ。

土日はいつ行っても混んでいるので、平日行くとゆっくり見られていいですよ。

アウトレットで買い物を楽しんだら、垂水駅東口へ戻りましょう。商店街の入り口をもう少し山側へ歩くと、入り口がオープンになった「亜細亜食堂」といううす暗いアジア料理店があります。一見怪しげですが、こちらはタイ料理、ベトナム料理などの東南アジア料理が手ごろに食べられるお店として、地元っこに大変人気があります。夜でもセットメニューが食べられるので、飲み物と合わせても1,500円～2,000円くらいで美味しいアジア料理が食べられますよ。

朝から晩まで楽しめる神戸の塩屋・垂水。いつもと違ったデートやおでかけにいかがでしょうか？

ライタープロフィール

そまちひろさん／女性／年齢：30代／中南米（2013年現在）／フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。