国内のおすすめスポット: 国内旅行ではここがおすすめ！五つ星のおすすめスポットを紹介します。

兵庫県／宝塚大劇場で、日常を忘れ夢の舞台に浸ろう

2014/03/11

みなさんもちろん、宝塚歌劇団のことはご存知だと思います。兵庫県宝塚市に本拠地を置く女性だけの劇団で、なんと来年で誕生100周年。あの手塚治虫も宝塚出身で、子供のころから大ファンだったとか。

でも存在は知っていても、実は実際に舞台を見たという方は、以外に少ないのではないでしょうか。わたし自身も、宝塚市から目と鼻の先の神戸市に10年ほど住んでいながら、長いあいだ訪れたことがありませんでした。

「あんな派手な衣装で歌って踊ってるのとか、ちょっと苦手」とか、「女性だけの舞台なんておもしろいんだろうか」など、おそらくタカラヅカの舞台を見たことのない人が共通して持っている偏見を持っていたためです。

でも、ある日仲の良い友人が同僚に連れて行かれてハマってしまったという話を聞き、興味を持ちました。わたしとその友達は趣味が似ているので、彼女が面白いと思うものは、大体わたしも面白いと思うのが普通だからです。

そこで彼女にお願いして、連れて行ってもらうことにしました。演目は元月組のトップスター瀬奈じゅんさん主演の「ミー・アンド・マイ・ガール」。アメリカが舞台の恋愛ストーリーだったため、衣装もそこまで奇抜なものではなく、すんなり世界に入っていけました。

そしてもちろんなのですが、宝塚スターは歌も演技も最高に上手。苦手意識が吹き飛ぶどころか、一瞬で大ファンになってしまいました。

それから実はもう2人仲の良い友人がヅカファン（タカラヅカファンのことをこう呼ぶらしいです）だったと知り、何度か劇場に足を運びました。特に友人が元星組トップスターの安蘭けいさんの大ファンだったため、彼女の舞台は「スカーレット・ピンパーネル」と、退団公演の「My dear New Olreans」と2度観劇に行きました。

兵庫県までわざわざ行くのはちょっと……という方には、東京劇場もありますので、そちらが便利です。チケットの種類もSS席からB席まであって、B席は3,500円とお手ごろ。騙されたと思って、1度体験してみてほしいです。きっと夢の世界にハマって、戻ってこられなくなること請け合いですよ。

ライタープロフィール

そまちひろさん／女性／年齢：30代／中南米（2013年現在）／フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。