世界中の人とコミニケーションとる方法
「世界の英語事情」「外国人と仲良くなるには?」「外国で避けた方がいい行動とは?」「現地の人の家に招かれたら」「旅は自分の心を開く実験」など世界中の人とコミュニケーションをとる方法を紹介します。

世界の英語事情−南アジア篇

2017/11/01

世界のいろんな地域を旅行する際、もちろんその地域の言語を話せるに越したことはないのですが、すべての言語を学ぶわけにはいきませんよね。そこで、やはり基本となるのは英語。ちょっとした英語さえ話せれば、大抵どこに行っても楽しく旅行ができるものです。

しかし、地域によって英語の通じ方には大きな違いがあります。アジアの各地域でどれくらいのレベルで英語が通じるのかを、経験上の感覚でまとめてみます。

東南アジア地域

東南アジアは観光産業がとても発達している地域なので、英語が話せればまず問題なく旅行ができます。シンガポールは英語が公用語なので言うまでもありません。マレーシア、タイも観光産業に関わる人だけでなく、一般の人も上手に英語を話すことが多いので、例えば道に迷ったときでも、英語で助けてもらえます。

ラオス、インドネシア、カンボジアは、観光産業の人は問題なく英語を話します。ただ一般の人はそうでもありません。そのためローカルな市場に行ったりすると、コミュニケーションに苦労するかもしれません。

こうしてみると、東南アジアは地域内でも英語の通じ方にかなり差があります。国自体の発展具合に比例しているように見えます。

インド

亜大陸と言われるくらい大きいインドでは、州ごとに別言語があると言ってもいいくらい、様々な言語があります。公用語はヒンディー語ですが、例えば南インドではヒンディー語を話さない人が圧倒的なため、同じインド人同士で会話ができない、という不思議な事態が起こります。

この事態を解決するため、植民地時代の統治国だったイギリスの影響もあり、英語が第2公用語になっています。インド人同士で英語を話している、という光景も目にします。

そのため、観光客が行くような場所では、一般の人も含めある程度英語が通じるのが普通です。ただヒングリッシュと言われるように訛りがものすごく、英語が話せても相手の言っていることが分からず、困ることもしばしばです。

関連記事
ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。