みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

フランス/危険で愛しいパリの街、トラブルだらけの締めくくり

2010/04/03

フランスのメトロの様子

エッフェル塔

パリに滞在中は、ヴェルサイユ宮殿やルーヴル美術館など、本当に余すところなくパリをまるごと満喫しました。ラスト二日間ということで、エッフェル塔へ行こうとしたときの話です。

最寄りの駅からメトロに乗りこみ、ドアが閉まるのを待っていると5〜6人の女の子が乗り込んできました。私はドア付近に立っていたので、もちろん彼女たちにぎゅうぎゅうに押されることになりましたが、発車のベルがなった途端、全員がいきなり外へ駆け出したのです。一体何が起こったのか・・・もうお分かりですよね?私、見事スリにあってしまいました。しかものんきに「そういえばメトロのチケットどこにしまったかなあ」なんてバッグに手を掛けて初めて、ファスナーが全開になっていることに気づいたのですから、なんとも間抜けな話です。どうやらパリではよくある手口らしく、子供たちの中でもボス格がいて、その指示通りに子供たちはスリを働いているそうです。

エッフェル塔へルンルン気分で向かっていたはずなのに、急遽メトロを下車し、地図で交番探しをする羽目になりました。やはりここでも言葉が通じず(笑)、若干警察官をいらいらさせながら被害届けを提出。まさかフランスでこんなことをすることになるなんて・・・。

そしてついに帰国の日、早朝に鳴る電話のコール。チケットの手配をお願いした旅行会社の方からでした。「乗るはずだった便がストライキで飛ばなくなりました〜。今日は天気も良いですし、もう一日パリを楽しんでくださいね!」。・・・えええ〜・・・(笑)パリではストライキはよくあることらしく、あのルーヴル美術館ですら、ストライキで突然閉まることがあるみたいです。

そして最終日を棚ぼた的に楽しんだ私たちは、いよいよ夕方に搭乗のときを迎えました。私のスーツケースは、一体どれだけあるんだというくらい、お土産と思い出でいっぱい。余裕で重量オーバーし追加料金を請求されてしまったので、慌てて特に重い荷物を手持ちに移しました。

無事に重量クリアを果たしましたが、手荷物にした2つのジャムが容量の問題で見事没収されました。涙を滲ませ粘りに粘った結果、スミレジャムだけはなんとか見逃してもらえましたが、モンサンミシェルで買ったミルクジャムは私の目の前でゴミ箱に投げられました・・・無念。

そんなこんなで初おフランス、事件だらけの波乱万丈な旅となりましたが、一度行ったら絶対にまた行きたくなる、そんな街です。ありがとう!

メンバー:ひとり
旅行時期:2008年11月
旅行期間:8日間

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ライタープロフィール

さかさん/女性/年齢:20代/宮城県在住/修行中の新人コピーライター。写真と旅とおしゃれが大好き!愛機はキヤノンの30D。最近は肩こりがカメラの重みに耐え切れず接骨院通いの毎日です。おいしいものを食べてるときと布団でごろごろしているときが至福のとき。ビールと軟骨の唐揚げ、塩ラーメンには目がありません。素敵なカフェも開拓中☆