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タイ/ボロボロのグレート・ブッダ ― タイ仏像参拝

2013/01/18

タイ

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日本で仏像というと、古えを感じさせる時代の遺産・・・というイメージではありませんか?現代の日本には「生きた仏教」はほとんど残っていないからです。が、もはや遺産となってしまった文化よりも、生きているものの方が好きな私は、タイをはじめとする東南アジアの仏像めぐりをおススメします!

日本の仏像とは、何が違うでしょうか?
もちろん形状や顔の雰囲気などが異なる訳ですが、それ以上に目立つのが、像がキンキラキンの金色に輝いていること。もちろん、日本の仏像もかつては金色でした。ただ、日本人の侘びさび的な美的感覚からすると、最初は抵抗を感じる人が多いようです。

有名なところでのおススメは、ワット・ポーというお寺の、お堂の中で寝そべる巨大仏。日本の仏様は大体立っているか座っているものが多いですが、こちらは横に寝そべっているのが特徴。その大きさ、迫力はもとより、暗がりの中で浮かび上がる金色の美しいことには、ハッとさせられます。

このほか、町なかにある小さな寺院に足を運び、タイ式の参拝方法を体験するのも楽しいです。

タイ式では、まず入口で、蓮の花やお香、金箔の参拝セットを購入します。仏像の前にあるお香たてで香を焚き、花を添えると、金箔を仏像にぺたぺたと貼り付けていきます。お香や花は日本人にもなじみがありますが、金箔を仏像に貼るというのは、なかなかないですよね。

参拝者みんなが、金箔を次々と貼っていくので、仏像はなんだか皮膚炎でも起こしているかのような、一見見栄えのよくない感じがします笑。

しかし、私にはなぜか、ボロボロ風の仏像が微笑ましく、魅力があるように感じられました。それは、仏像がボロボロになればなるほど、人々に愛されている証拠となるからではないか・・そんな気がしています。見た目以上に、そのものが信じられている、大切に想われているということが、美しいことなんだと思います。(ちなみにお寺の名前は、ちょっと覚えていないのですが、バンコクにある小さなお寺だったと思います)

日本にはない、生きた仏像の姿を見て周るのも、楽しみのひとつではないでしょうか。ぜひ、バンコクの仏像に金箔を貼りにいきましょう!

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ライタープロフィール

中花香さん/女性/年齢:20代/鎌倉出身/会社員/海外旅行、バイオリン演奏、ライブなどが趣味。好きなものは映像、絵本、仏像などです。