アメリカ旅行記 アリゾナ
アリゾナのパワースポット、ボルテックス巡り、グランドキャニオン、スウェットロッジ体験、インディアンを訪ねる旅などアリゾナの魅力を紹介します。

アメリカン・インディアンの過去と現在

2013/06/17

アリゾナ州には多くのアメリカン・インディアンが住んでいます

アリゾナ州には多くのアメリカン・インディアンが住んでいます

アメリカン・インディアンは部外者の侵略によって長い歴史上で苦しめられてきました。アメリカン・インディアンはもともと「インディアン」と呼ばれていました。インド人といった意味ですがコロンブスがアメリカ大陸をインドだと思い込んだため、大陸の先住民はインド人と呼ばれるようになりました。アメリカン・インディアンは西洋人の到来以降追いつめられることになります。

インディアンは後に「ネイティブ・アメリカン」と呼ばれるようになりましたが、これはエスキモーなど他の先住民まで総称してしまうことからアメリカン・インディアンと言ったほうが好ましいという意見があるようです。人種差別の問題も出てくるので呼び方の問題はデリケートに扱われています。呼び名を巡っては今でも討論がなされています。ここではインド人との差別をはかりアメリカン・インディアンとしましょう。

セドナがあるアリゾナ州には多くのアメリカン・インディアンが住んでいます。アメリカ合衆国ではオクラホマ州に次いでアメリカン・インディアンの数が多いようです。しかしセドナではアメリカン・インディアンの住居は見かけません。国の政策によりアメリカン・インディアンは専用の居住地域に移されてしまったのです。依然として彼等への社会的な差別は続いていて、指定された居住地域も条件が悪く深刻な社会問題になっています。かれらの雇用や健康面についても問題が浮き彫りになっています。現在のセドナの住民は定年後に移り住んで来たお金持ちの白人が多いようです。アメリカン・インディアンの聖地として扱われてきた神聖で素朴なセドナは存在していません。

セドナの一部の山の木々は伐採されリゾートホテルが立ち並び、さらなる開発計画も進んでいます。セドナはパワースポットとして人気があり観光客が年間約400万人訪れる都市ですが、犠牲の上でバカンスだスピリチュアルうんぬん言うのはどうなのでしょう。これはツーリズム全般に言えることなので旅行者の1人である私もこの問題に向き合わなければいけません。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。