アメリカ旅行記 アリゾナ
アリゾナのパワースポット、ボルテックス巡り、グランドキャニオン、スウェットロッジ体験、インディアンを訪ねる旅などアリゾナの魅力を紹介します。

アメリカン・インディアンを訪ねる旅

2013/06/14

アメリカン・インディアンを訪ねる旅

アメリカン・インディアンを訪ねる旅

スウェットロッジは儀式だけがメインではありません。儀式中何が起こったのかを振り返りその意味を問い自分は何をすべきなのかを考えることまでがきっとこの儀式に必要なプロセスなのです。アメリカン・インディアンのスウェットロッジに参加した後に興味深いお話が聞けました。

スウェットロッジの儀式が終わるとそこで解散ではなくお家に招かれランチをごちそうしてもらえました。まず更衣室に行き儀式のために着ていたしめつけのない心地良い服から自分の服に着替えます。着替えが終わるとダイニングに移動し美味しいご飯をいただきながらスウェットロッジやアメリカン・インディアンについてのお話を聞きます。

その時話してくれたのは儀式中にもリーダーだったアメリカン・インディアンの男性でした。食事をいただいたのは彼の家つまりアメリカン・インディアンの家でした。儀式のための様々な準備もそのファミリーが行っていました。奥さんや娘さんもよく働いていました。彼は食事中スウェットロッジについて何も分かっていない日本人参加者のために詳しく儀式中に起こったことについて説明を始めました。

彼が話してくれたのは儀式中に現れたスピリットとその意味。アメリカン・インディアンは大自然のスピリットがスウェットロッジ中に儀式を訪ねて来るものと信じています。私達が参加していた時には熊のスピリットが現れたのだと説明を受けました。それには驚きましたが、論理で説明しきれないものがこの世には存在する。すべてに神が宿っているといった自然宗教的な概念を持つ日本人はネイティブアメリカンと共通点があるように感じました。

スウェットロッジは私にとって貴重な体験となりました。人生の中で他の民族の神聖な儀式に参加できる機会は結婚でもしない限りめったにないでしょう。サウナ状態のスウェットロッジは汗もかくので体も気分もすっきりします。そして儀式が終わってみてふと気付くと心までも軽くなっているのです。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。