- 南京ってどんな所?
- 中国在住のLiccaさんが驚きの南京を紹介します。
花を雨のように降らせた雨花台
2010/12/22
雨花台風景内にある烈士群彫
南京にはたくさんの見所があり、行く所、行く所、さまざまな人種の観光客で賑わっているのですが、中国人観光客しか来ないのでは?!って思わせるスポット「雨花台(うかだい)風景」は、珍しく静かな観光地でした。
とは言っても、雨花台風景は、国家AAAA級風景区に認定されており、風景区内には、雨花台革命烈士紀念碑や、烈士群彫、革命烈士紀念館などがあります。ここは、中国がまだ中華民国時代だった頃、国民党の反動派であった愛国者や共産党員ら約10万人が処刑された場所として知られており、この処刑された革命烈士達のご冥福を祈るためにと作られたものです。
その広さ約150万kmと言われており、かな〜り広々とした稜園なのですが、中華人民共和国が成立した後に、重要文化財保護施設・重要革命記念地・全国青少年教育地・愛国主義教育地として指定されているくらい重要な施設として位置付けられています。中国社会主義ならではの稜園のようにも受け止められるせいか、なのできっと中国人観光客しか来ないのかもしれません。
ですが、江南第二泉と言われた泉や歴史ある雨花閣があったり、広大な美しい公園をのんびり歩くのもいいもので、特に記念像は遠くから見ても大きく見えるが、近くで見上げると、その大きさに圧倒されます。他にも、たくさんの見所や史跡があり、雨花台風景は、無料ですので是非南京に来られた際には立ち寄ってみて下さい。
ちなみに、「雨花台」と言う名前の由来についてなのですが、この高台で仏教の教義を説き聞かせていた高僧に感動した神様が、花を雨のように降らせたと言う言い伝えがあることからそう呼ばれるようになったそうです。また、そのことから、南京の特産物である雨花茶や雨花石は、この雨花台から名づけられたようで、特に南京周辺でしか採れることができないと言われている石(石というよりも、どちらかと言えばオパールっぽい)は、ちょっと風変わりな形や色、模様がついていたりして、なかなかキレイなものです。
お土産や記念に買ってみてはいかがでしょうか。
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Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」