南京ってどんな所?
中国在住のLiccaさんが驚きの南京を紹介します。

臭豆腐(クサイ豆腐)の匂いを是非嗅いで!!

2010/12/21

南京の朝

南京の朝

南京はズバリ!江蘇省の省都であり、人口が多い大都市です。まぁ〜多いと言っても、中国はどこに行っても人口が多いのですが、南京の歴史の古さは約2500年以上前にさかのぼり、中国四大古都の一つとして知られています。

そんな古く、昔ながらの雰囲気と、また夜遅くまで賑わう繁華街も同時に堪能できる「夫子廟」(ふうしびょう)は、おすすめスポットです。繁華街には、レストランや、南京名物の食べ物屋、雑貨屋などが建ち並んでいて、ちょっと先へ進むと、一気に風格がある昔ながらの空間が広がっている。

すると、どこからかともなく、匂い覚えのある鼻につく臭いが・・・・
その正体とは、「臭豆腐」!!
この臭豆腐とは、字のごとく、臭い豆腐のことで、それを揚げて食べるのだが、この匂いはだけは、嗅いだ者にしかわからないクサさ。

で、でも、このクサイ匂いと味が同じとは限らないし、案外食べてみれば美味しいのかも?っと、ちょっと摘まませてもらったが、あのクサイ匂いのままの味であったので、思わずぺッ!してしまいましたが、中国人の友人が言うには、臭豆腐よりも日本の納豆の匂いの方がかなりクサイ!っと、言っておりました。(そんなことはありません!臭豆腐の方がダントツクサイです)

鼻をつまんだまま先へ先へと進むと、孔子(中国の哲学者でもあり、儒家の始祖)を祭った祭壇があります。宋の時代に建てられた廟などは、日中戦争の際に日本軍によって壊されてしまったそうで、その後数年かけて再建されたそうです。

またすぐそばにある、江南貢院(こうなんこういん)は、中国最大の科挙(かきょ)の試験場だった場所で、その数何と!約20644室の個室の試験場があったと言われています。とは言っても、え?何の試験場?っと、きっと何が何だかわからないでしょうから、ちょっと詳しく説明すると、科挙とは、試験科目による選挙のことを略した言い方で、今で言う官僚登録試験のようなものです。受験する人は、それぞれの部屋に分けられて、じっくりと考えて試験に挑むことができるようにと特別に制限時間はもうけられなかったと言われています。

その当時の科挙試験場があったり、当時使用した遺品が展示されていたり、清代号舎内には、1307年(598年から1905年)も継続された科挙制度について、写真入りで詳しく説明されていますので、江南貢院の歴史に興味がある方は是非立ち寄って見られてください。現在の日本の国家公務員一種試験のもともとは、この科挙を参考にして作られたと言われています。

ちなみに入場料金約30元(約400円)くらいで、約30分〜40分あれば充分で、中国の歴史の古さ、そしてその歴史の偉大さを感じることができるかと思います。

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」