地元の魅力
実はこんな魅力があるんです!地元の人ならではのおすすめを紹介します。

横浜橋めぐり

2012/02/16

桜木町の裏手を歩いてる時に偶然"雪見橋"という名前の橋に出会ってから以来、橋が気になって気になってしかたがありません。横浜市内、そう趣のある橋はないのですが、よくよく橋の名前を見るとけっこうおもしろい名前が多いんです。この雪見橋も、見た目はどこにでもあるような普通の橋。石造りだったり、木造だったりするわけではないんです。それに、桜木町で雪を見ることなんか年にほとんどない。なのになんで雪見橋というんだろう…そんなことをついつい考えさせられるわけです。

横浜市内を歩いていると、そんな由来の気になる橋がたくさんあります。いくつか紹介すると、まず"尾張屋橋"。相鉄線西横浜駅近くの大きい橋です。"越後屋"的な感じで、だれか有名な商人にでも由来するのかな?近くの地名を見てみたのですが、特に地名に尾張屋というものもなく、いろんな想像を掻き立てられる名称です。

次に"梅香崎人道橋"。何か中国の絵巻にでも出てきそうな風雅な名前です。この橋、とても小さくて、人道橋と名付けられているように、歩行者用になっています。石崎川に架かっていて、春になると梅ではなく、桜が咲きほころぶのどかな風景を見せてくれます。市内なのに割と静かで、小さな子どもを連れた人がのんびりと歩いているような、心洗われる場所でおすすめです。

他にも、名称に魅かれる橋はたくさんあります。上に首都高は走り、空も満足に見えない"月見橋"。きっと昔はきれいな月が見えたのでしょう。他にも、"霞橋"。この橋は見た目もお洒落でけっこうお気に入りです。さらに「烏帽子田橋」。こちらは歴史的な背景を想像させます。

横浜を何気なく歩きながら見つけた橋、だけど、きっと他にもおもしろい橋があるのでしょう。由来ということになると、横浜の場合どうしても開国時の和洋折衷というものがイメージがついて回りますが、橋の名前を見ている限り、必ずしもそういった時期に由来があるものばかりではないようです。それもまた、個人的には興味深いところでもあります。

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ライタープロフィール

横浜ホームズさん/男性/年齢:30代/横浜在住、福岡から横浜に来てはや10数年。もはや博多っ子と浜っ子の境を見失う30男。美しいものが好き。だけど醜いものはもっと好き。人生、味がある方がいいよね。