- 個人事業の経理
- 「白色申告と青色申告の違い」「青色申告決算書とは何?」「起業家なら、避けて通れない確定申告」など個人事業の経理を紹介します。
白色申告と青色申告、どちらがお得か
2012/08/01
日本では、すべての納税義務者について、税法に従い税金を納める義務があります。そして、フリーとなると、自分の所得に応じた税金を算出して、自ら申告するという納税制度を採用しております。この制度のことを確定申告といっておりますが、これには白色申告と青色申告の2つのやり方があるのです。そして、この2つの申告方法には、それぞれにメリットがありデメリットがありますので、どちらで申告するかは、これから行うか、あるいはすでに行っている事業の規模により、どちらか1つを選択することになります。
さて、白色と青色の2つの税務申告の違いは、一口で言うと、一定の要件を満たして申告するのが青色申告であり、その要件にあてはまらないのが白色申告ということになります。そして、フリーとなり自分個人で事業などをはじめようとするならば、お得なのは断然、青色申告となります。事実、整体師として開業されている方のほとんどは、青色申告なのではないでしょうか。というのも、青色申告には税金面で、実に多くの特典があるからなのです。
たとえば、特別控除などは65万円まで認めてもらえますし、家族の方へ給料として支払ったお金は必要経費となります。さらに、もし仕事上、車両を使う必要があれば減価償却の対象となりすし、開業時の赤字などは3年間も繰り越しできるのです。一方、白色申告の場合は、手伝ってもうら家族などの給料の一部が必要経費として認められるぐらいなものです。そんなことで、個人で事業をはじめる場合は、青色申告の方が絶対にお得なのです。しかし、だからといって、すべて青色申告が良いかというと、また、それも違います。
青色申告は色々とそろえる帳簿類が多いことで面倒であるのに反して、白色申告の場合、事業所得が300万円以下であれば、面倒な帳簿類の作成は不要なのです。そのため、事業の規模をこじんまりとやっていくというのであれば、白色申告で十分ということになります。もともと、白色申告の"白色"とは、税務署の方ですべてお任せるということで、もちろんこうした場合、最低必要書類などがなければ、税務調査となり高額な課税をされることにもなってしまいます。
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ガクドウさん/男性/年齢:50代/横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。/ブログ