- 旦那様はニュージーランド人
- ニュージーランド人の旦那様と結婚した山下さんの面白い話。
親との同居はあり得ない!
2010/12/22
ニュージーランドの人たちは特別な職種でない限り、夕方5時か6時には仕事を終えて帰宅します。都会の一部を除いて、職場は自宅のすぐ近くにあって、30分以上もかかる場合は稀かもしれません。だから、会社に行きっぱなしなんてことがなく、夫婦はお互いの生活をよく知っているようです。
夏は夜9時くらいまで明るいので、仕事の後にビーチに繰り出して、泳いだ後にバーベキューなんてこともよくあります。当たり前のように、夫や妻の参加するアクティビティに関わるなんてこともあります。
さて、そんなニュージーランドですが、嫁姑ならぬ、婿姑のほうが問題になるようです。お嫁さんは義母にとっては友だち感覚でいろいろ相談できる相手、義父にしてみればかわいい娘のように思われるようです。しかし、義母と婿はぶつかってしまうのだそうです。実際にわたしの周辺でも、義母と婿の仲が最悪なんて組み合わせがたくさんあります・・・。
ちなみに、我が家の場合は、夫側の姑と舅がかなり若く、まだまだ現役で海外で働いて暮らしていることもあって嫁姑問題や嫁いだ家への義理問題などはまったくありません。わたしの親も遠く離れているので、ラッキーなことにニュージーランドの問題?である婿と姑の問題も起こることはありません。
もっともニュージーランドには、日本のように季節のあいさつ?や盆や正月などの家をあげての大行事はなく、たとえ家族が近くにいたとしても、クリスマスにみんなが集まって持ちよりパーティをするくらいですが。
いずれにせよ、ニュージーランドでは親と子どもは独立した関係を築いており、同居することはほとんどありません。
夫の祖父は90歳を超えても健在ですが、「子どもたちと一緒に住みたい?」と尋ねてみると「どうして?そんなのどちらも居心地が悪いでしょう」という返事が返ってきました。
義祖父は今、敷地内に看護師が在中している高級高齢者住宅エリアの中の一軒を購入し、美しい景色の元、庭いじりをしながら周囲の老人とともに毎日を楽しく過ごしているようです。
ちなみに周りの人の話を聞いていると、たとえ子どものほうから同居を切願しても断られることが多いようです。国の社会保障がしっかりしているというのも、高齢者の独立心を支えているのでしょう。
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山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。