- 旦那様はニュージーランド人
- ニュージーランド人の旦那様と結婚した山下さんの面白い話。
憧れのキウイ・ハズバンド?
2010/12/20
わたしはそんな言葉があることを知らずにとっとと結婚しましたが、世間の人はニュージーランド人の旦那様のことを「キウイ・ハズバンド」と呼んで憧れを抱いているようです。
キウイ・ハズバンドは、ニュージーランドの国鳥であるキウイバードにちなんでつけられた言葉のようです。
キウイバードはメスが産んだ子どもをオスが育てる習慣があります。つまり、キウイ・ハズバンドは家事や子育てなどに協力してくれるというニュアンスを含んでいるようですね。
確かに、ニュージーランドの男性は妻が料理したら、当たり前のように自分が皿洗いなどの後片づけをします。お客さんが来たら、妻は座ってワインを飲みながら談笑している間、夫はせっせとバーベキューで肉を焼きます。子どもがいれば送り迎えや休日のスポーツアクティビティに連れて行きます。赤ちゃんのお風呂を入れるのはパパの役目。暖炉に火をくべるのも、庭の草刈りも旦那さんがやってくれます。
理想的?憧れる?
ただ、ここには男性が外で働いて、女性が家にいるという概念はないのです。ニュージーランドの場合、女性も男性同様、それ以上に働いている場合が多く、夫より妻の収入が二倍近く多いことも少なくないのです。
ちなみに数年前のニュージーランドの三大頭首(国内の位、上位3名)?と呼ばれている首相、最高裁判所最高長官、英国皇室担当長官のすべてが女性で占められていたこともありました。
つまり、家で妻がのんびりくらしていて、夫がせっせと働き、その上家事もしてくれるというわけではないのです。
また、最近では稼ぎのよい妻に仕事面は任せきりにするパターンもふえているので、キウイ・ハウスハズバンド(専業主夫)と呼ぶほうがしっくりくるかもしれません。
ニュージーランドでは、女性にチャンスがあるのと同時に、女性だからといういい訳は通用しないようです。けれど、妊娠出産などではとても手厚く保護されるので、キャリアウーマンを目指す人にはとてもよい国だといえるかもしれませんね。
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- ニュージーランド語はとっても分かりやすい
- 憧れのキウイ・ハズバンド?
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山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。