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スペイン/教科書で見た建物がそこに!アルハンブラ宮殿
2010/12/26
アルハンブラ宮殿
アラヤネスの中庭
アルバイシン地区
スペインに旅行するときにおそらく誰もが欠かさず訪れる地。それはグラナダにあるアルハンブラ宮殿ではないでしょうか。
アルハンブラ宮殿はイベリア半島最後のイスラム教国の宮殿でおよそ170年もの月日をかけて作られました。260年にわたる栄華をきわめたものの1492年にキリスト教国スペインによって陥落しました。しかし宮殿だけはその美しさから破壊されることなく現在まで守られ、今では世界中の人々を魅了し続けています。
高校時代に世界史を選択していた私は教科書でアルハンブラ宮殿を見たときすぐに惹きつけられました。美しいだけではない、荘厳できらびやかなものを感じ、いつかここを訪れてみたいと思っていたのです。
その願いがついに叶い宮殿に足を踏み入れたときには「教科書でしか見たことのなかった建物の中にいるんだ」と感動しました。広い宮殿の中はいくつもの部屋や中庭があります。その中でもとても綺麗なのが「ライオンのパティオ(中庭)」です。ここは何本もの大理石の細い柱に囲まれたアルハンブラ宮殿で最も有名な中庭です。正面の柱と柱の間のちょうど真ん中、中庭の中央にライオンの噴水があります。この噴水はライオンに象徴されるように力強さが感じられます。大理石の柱にほどこされている装飾は本当に細かく何百年も前に作られたとは思えないような緻密さです。
この他にもアラヤネスの中庭といってプールほどの大きさ(縦35m.横7m)の池がある中庭を大理石の柱とアーチ状の回廊が囲んでいるところがあります。池がありとても静かな空間は人々に癒しを与えます。
またメスアールの祈祷室のアーチ状の窓枠からはアルバイシン地区という旧市街地が一望できます。アルバイシン地区は8世紀にアラブ人たちの居住地として栄え。今でもアラブ様式の建物が残る世界遺産に登録された場所です。異国情緒あふれる街並みがとても美しく映ります。
広いアルハンブラ宮殿はゆっくりとまるで王様や王女様になったような気分で歩くと、宮殿のたたずまいや趣をより一層感じられることでしょう。
ビッキーさん/女性/年齢:20代/千葉県在住、TOEIC 915点(リスニング満点取得)。旅行と食べ歩きが趣味のアラサー女性です。日頃はカロリー控えめのヘルシーな料理作りに励んでいます。