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フィンランド／街が音楽にあふれる期間

2011/06/21

Tammerfestメイン会場

Tammerfestメイン会場の横にある川

フィンランドでは、夏にたくさんの音楽フェスタが開催されます。フィンランドの冬はとても厳しい寒さになりますが、緯度が高いために夏は都市によっては白夜になりますし、北極圏より南側の地域でもかなり遅くまで日が出ていますから、この短い夏を満喫しようということなのかもしれません。

野外フェスタというと、大音量を発生するためかどちらかというと大きな都市の近くではなく、山の中などで行われることがありますが、フィンランドで行われる野外フェスタのなかには駅から徒歩数分でメイン開場まで行ける野外フェスタがあります。そのフェスタはヘルシンキから電車で約1時間半から2時間程度北に行った「タンペレ」という都市で行われるフェスタです。タンペレ市内にあるスタジアムで夏の間にいくつかのフェスタが行われますが特にお目当てのミュージシャンがいない方にもおすすめなのが「Tammerfest」というフェスタです。

このTammerfestは毎年7月中旬に行われ4日間程度続きます。野外スタジアムだけではなく、大小さまざまなライブハウスをも会場にしてフィンランド国内ミュージシャンはもとより、海外のミュージシャンの演奏を聞くこともできます。このTammerfestではそれぞれの会場、日程でそれぞれ入場チケットが必要になりますが、よほどのことがない限りは、当日券を購入することができるでしょう。また、メイン会場となる大きなスタジアムの前にある川のほとりや市内の広場などで、無料のライブパフォーマンスをみることもできます。このフェスタの期間、タンペレの街はどこに行っても音楽にあふれています。

タンペレの公式サイトには、日本語のガイドブックも掲載されています。タンペレ市内には「ムーミン谷博物館」もありますし、ヘルシンキから日帰りできる距離です。もしヘルシンキからタンペレに足を伸ばしてみようと思ったら、是非このTammerfestが行われる期間に行ってみてはいかがでしょうか？

ライタープロフィール

ツカサさん／女性／年齢：30代／東京都在住、読書、ゲーム、音楽鑑賞、パソコンいじりが好きで、行列と人ごみが苦手なインドア派です。ひとまずなんでも疑ってみる性格で、理屈っぽいと良く言われます。