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クリエーターズマーケット〜お店屋さんになった日〜

2010/03/7

クリエーターズマーケット

いつもは、お客さんとして訪れていた「つくるひとの祭典 名古屋クリエーターズマーケット」。お店屋さんのキラキラした笑顔が憧れだった。そして去年、私もついに出展者として「つくるひとの祭典 名古屋クリエーターズマーケット」に出展することになった。小さな1ブースの中に、お店を作るということ。その難しさとおもしろさを学んだ。私のブランド「PEMMY」は、布小物が中心。どうしても立体感に欠けている。そこを配慮していなかった。ただ並べる、それだけではダメなんだ。立体的な構図が必要。そんなことをいろんな出展者の方と、話しながら勉強していった。それにしても、いろんな人が訪れるものだ。いつもは動いていて気付かなかったけれど、立ち止まってみると一段をそう感じる。その中で、DMを持って帰ってくれたり、商品を手にとって貰えると本当に嬉しい。さらにそこから小物を介して、お互いの物語が始まるとなお楽しい。

初めて売れたもの。
手縫い刺繍のブックカバー。これは一生忘れない。男の人だった。「気になっていたので、戻ってきました」そう言って、迷うことなく買ってくれた。どうやって使ってくれるんだろうか。買う人の顔が分かるということ、それは何かが伝わること。そんな気がした。

そして今回私が気付いたこと。それは、作り手が作り手によってものを売る場所というのは何かを伝える場所だ、ということ。絵を描いたり、写真を撮ったり。いろんな方とお話をしているうちに、そこに潜む想いに出会った。それを恥ずかしがらずに語れる場所。それが「つくるひとの祭典 名古屋クリエーターズマーケット」だと感じたの。

お互いが励ましあい、個々の目標に向かって切磋琢磨できる場所。また戻ってきたい、そう想える場所。そういう想いが、あのキラキラを作っている。

ちょっといつもの毎日を変えてみようと思えたら。ちょっと現実に疲れたら。ここにそれを壊すヒントがある、そんな気がした。だから私もこの場所に帰ってこよう、いつもそう想うんだ。

クリエーターズマーケット

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ライタープロフィール

そらい なおみさん/女性/年齢:20代/岐阜県在住、言葉の山に埋もれたい。幸せに取っ手をつけて、持ち歩きたい。と想いつつ、誰もが驚くポジティブさを隠し持った女の子。カフェ、おしゃれ、読書、映画、音楽が5種の神器。ハンドメイドブランド「PEMMY」女子カメラ部「CARACOL」なんかを主催し時々詩や物書きをしながら、女の子らしく自由気ままに生きています。/ブログtwitter