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- カンボジア旅行したそまちひろさんが、現地の様子を紹介します。
アンコール遺跡群を3日間でまわるプラン例・後編
2014/11/25
さて、アンコール遺跡群観光の2、3日目については、バイクタクシーで回りました。他のツーリストと一緒にバイクタクシーをシェアすれば安上がりにできるのですが、適当な人が見つからず、また旅程を急いでもいたため、ひとりで回ることに決めました。
バイクタクシーのドライバーは男性なので、女性ひとり客としては安全に気を遣います。そのため宿泊先のホステルのスタッフに頼み、信頼できるドライバーを紹介してもらいました。2日間、早朝から夕方まででで40ドルほどだったと思います。(2010年6月当時)
ちなみに、ドライバーのランチは料金に含まれていないので、奢ってあげるのが慣例ということです。
2日目:アンコール・トム
実はアンコール・ワットよりも楽しみにしていたアンコール・トム。こちらは敷地面積にしてアンコール・ワットの4倍ほどもあり、見所も盛りだくさん。そのため丸1日を割きました。
アンコール・トムは13世紀に建てられた仏教建築。建物の側面の顔のレリーフで有名ですね。こちらはアンコール・トムの中心部にあるバイヨン。巨大な顔に囲まれていると、なんとも不思議な気持ちになります。
美しいレリーフも、とても良い保存状態で残っています。
3日目:バンテアイスレイ
バンテアイスレイはクメール語で「女の砦」という意味。ピンク色の砂岩で作られており、その名の通り優美で女性的な印象があります。
こちらは中心地の遺跡群からはかなり離れています。正直なところ、1日目、2日目で「遺跡はお腹いっぱい…」だったので、3日目はこちらに行くだけに留めました。
寺院の中心部のお堂にあるデバター像は「東洋のモナリザ」とも称されるほどの美しさで、フランス人作家のアンドレ・マルローが盗掘して持ち出そうとしてしまったほど。デバター像の周りにはロープが張られ、間近で見ることができないのが残念です。
小さいながらとても人気のある遺跡のようで、大勢の人で混みあっていました。特にデバター像のあるメインのお堂に入るには並ばないといけないほどでした。
こちらで紹介したのは、広大な遺跡群のごく一部です。他にもいろいろな特色と歴史のある遺跡がたくさんありますので、下調べをして、興味のあるものを上手に見て回れるように、頑張って計画してみてくださいね。
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そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。