カンボジアってどんな所?
カンボジア旅行したそまちひろさんが、現地の様子を紹介します。

アンコール遺跡群見学の際に知っておきたいコツ(前準備篇)

2014/11/06

アンコール遺跡群

アンコール遺跡群

カンボジア旅行の目玉・アンコール遺跡群は、誰もが一度は行ってみたいと思っている遺跡のひとつですね。もともとジャングルに埋もれていたこの遺跡は、今ではすっかり周辺が整備され、観光がしやすくなっています。

パッケージツアーではなく、個人観光でアンコールワットに行く場合には、知っておくと便利なコツがいくつかあります。実際に個人でアンコールワットを観光した経験に基づいて、いくつかコツを挙げてみます。

(1)移動手段を決める
アンコール遺跡群はカンボジア経済の大黒柱と言っても過言ではありません。アンコールワットに一番近い観光客のハブ、シェムリアップの町では、歩いているとトゥクトゥク(自動三輪車)のドライバーが次々声をかけてきます。

ただ、どこの誰とも分からない人と遺跡を巡るのは不安があるので、泊まっている宿にいい人を紹介してくれるよう頼むのが一番。シェムリアップの宿はどこでも必ずドライバーとつながりがあるので、喜んで紹介してくれます。

また、アンコールワットとアンコールトムは、シェムリアップからレンタサイクルで巡ることも可能。体力勝負になりますが、ドライバーを雇うより自由で、安くつきます。

(2)入場券購入の際のコツ
アンコールワットの入場券売り場は、シェムリアップと遺跡群入り口の間にあります。ドライバーを雇った場合、観光前日の入場券売り場までの往復が含まれているのが普通なので、確認しましょう。

入場券には自分の顔写真が入るのですが、この写真は購入窓口でその場で撮ってもらえるので(無料)わざわざ用意していく必要はありません。

また、午後5時以降に入場券を購入すると、有効期間が次の日からになるのですが、購入日にアンコールワットの手前までは入れて、夕陽が沈むのを見られるので、ちょっとお得です。

(3)入場券の種類を選ぶ
入場券には1日券、3日券、1週間券があります。アンコール遺跡群は数も多く、広大なので、時間がある程度とれる方には3日券をおすすめします。

3日券は連続して(1)3日使えるものと、(2)1週間以内に3日間使えるものの2種類あります。暑い中3日間連続して観光をすると、体調に問題が出る恐れがあるので、なるべく(2)を選択して、余裕のある日程を組んで観光できるといいですね。

次回は「アンコール遺跡群見学の際に知っておきたいコツ(当日篇)」をお届けします。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。