みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

北海道/大自然に癒やされる 十勝川温泉への招待状 vol.1

2010/07/30

慌しい日常から離れ、のんびりしたい・・・。そんなとき、まず思い浮かぶのが「温泉」ではないでしょうか。白い湯けむりに包まれ、凝り固まった体を芯からほぐす温泉は、私たち日本人にとって無くてはならない癒やしスポット。北海道・十勝には、世界でも珍しいモール湯を誇る「十勝川温泉」があります。

【美人の湯・モール温泉とは?】
モール温泉とは、遥か昔、太古の時代から、葦などの自生植物が長い時間をかけて体積した「亜炭層」という地層から湧き出る湯で、植物性の有機物を多く含む温泉のこと。十勝川温泉の湯にも、茶褐色の湯の花がたくさん浮いています。モール湯に初めて入る人は、モヤモヤと漂うこの湯の花にびっくりするかもしれません。汚れ?ゴミ?と勘違いしてしまいそうですが、このモヤモヤこそが植物性有機物。モール温泉であるという証なのです。天然保湿成分をたっぷりと含んだまろやかな湯に体を預ければ、肌の表面にとろりとなじみ、体を芯から温めます。湯上りは、保湿ケアが必要ないくらいにしっとりすべすべに。この地の先住民であるアイヌ民族の古書物にも「薬の湯」として伝えられているほどその価値は高く、平成16年には北海道遺産にも選定されたそうです。

音更町にある十勝川温泉は、アクセスしやすいのも特徴です。とかち帯広空港からは約40分、JR帯広駅からは約20分です。この好立地で、温泉街のまわりは大自然を感じられるスポットが数多く存在します。雄大な平野風景と、日高山脈を一望できる十勝が丘展望台、その手前には花に溢れたハナック(十勝が丘公園)、3町にまたがる広敷地の巨大公園・十勝エコロジーパークなどもそのひとつ。十勝ネイチャーセンターでは、カヌーやパラグライダー、気球搭乗など自然の中で思い切り楽しめるアウトドアスポーツを体験できます。

太古から途切れることなく沸き続けるモール湯で温まり、大自然の中で貴重な思い出を作ることができる十勝ならではの温泉街です。

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ライタープロフィール

miniさん/女性/年齢:30代/北海道在住、旅・読書・創作に意欲を燃やす30代女性です。神社仏閣巡りや自然を感じられる場所(海、山、川など)で過ごす時間も大好きです。与えられた時間と体を使って、今日を無駄にせずハッピーに生きましょう♪