みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

北海道/もてなしの宿で癒やされる。ぬかびら源泉郷への招待状 vol.2

2010/07/17

大昔から、豊かな源泉がいくつも自噴するぬかびら源泉郷は、いま道内外にコアなファンを増やし続けている注目の温泉街です。特別なものや大きなイベントは何もないけれど、ただ、豊富に沸き出る湯の良さ、そして田舎街ならではの素朴な雰囲気と広大な山々に囲まれた新鮮な空気が、現代人の疲れを癒やしてくれるのです。一度ハマると毎年行かずにはいられない、というリピーターも大勢います。

そんな、ぬかびら源泉郷で静かな時間を過ごすのにおすすめの宿がいくつかあります。まず一軒めは「糠平温泉 中村屋」。ここは昭和初期創業の歴史ある旅館のひとつで、以前は多くの客室を有していましたが、近年はオーナー家族が自分たちの手でこつこつと改築、改装を行い、7種類18室の客室や露天風呂、館内のさまざまな空間を作り上げている人気の宿です。広々としたロビーにはゆったりとジャズが流れ、大きなソファや火鉢を囲んだ椅子で、そば茶やエスプレッソなどをいただきながら過ごすことができます。無造作に配された書棚には、古書からコミック漫画までが並び、まるでちょっとおしゃれな親戚の家に遊びに来たような気軽さがあります。誰もがすぐにその空間に溶け込めるような、不思議な居心地の良さがあるのです。

お風呂は、山の傾斜に面していてすぐ近くまでエゾ鹿も訪れる混浴露天風呂と、内風呂がふたつ。ひとつは昭和30年代に職人の手により造られたという花形タイルの湯船、もうひとつはこちらもオーナー手造りの木のぬくもりに満ちた浴室です。湯船に溢れ続ける重曹泉はさらりと肌になじみしっかりと体の中まで温めてくれます。

食事は、地場食材をふんだんに使った料理が並びます。ビートや天然ハッカ、周辺で採れる山菜、野草。旬のものを丁寧に調理し、おいしいうちにいただく。そんなシンプルで贅沢な食事を味わえます。

いたるところにオーナーのこだわりともてなしの心が散りばめられ、何度でも足を運びたくなる素敵な宿です。

関連記事
ライタープロフィール

miniさん/女性/年齢:30代/北海道在住、旅・読書・創作に意欲を燃やす30代女性です。神社仏閣巡りや自然を感じられる場所(海、山、川など)で過ごす時間も大好きです。与えられた時間と体を使って、今日を無駄にせずハッピーに生きましょう♪