みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

和歌山県/お山の上で心の垢を洗い落とす! 高野山の旅 vol.3

2010/04/21

水掛地蔵・観音

一体一体、水を掛けながらお参りする「水掛地蔵・観音」。たくさんの方に水を掛けられて、美しいボディーが艶やかに濡れています

奥之院・入り口

ここが奥之院・入り口。両脇には千年の樹齢を誇る杉の巨木が天に向かってそびえ立ち、新緑の香りをあたり一面に漂わせます。中央の道を進むにつれ、左右には諸大名の墓石や有名企業の記念碑・慰霊碑などが立ち並び、ここが日本で唯一の特別な霊山なのだということを知らされます。豊臣秀吉や伊達政宗、上杉謙信らのお墓があるのですから。なんかもう、想像できないくらいの歴史の重み。歴男・歴女にも、たまらないスポットかもしれませんね!?

頌徳殿

帰り道、途中にある茶処「頌徳殿」に寄り大きな茶釜で淹れたほうじ茶を頂きました。建物は古く、大正時代のものなんだとか。左の建物はお手洗いです

弘仁7年(819年)、嵯峨天皇より賜り弘法大師空海が開山した高野山でのメインイベントは、弘法大師入定の聖地「奥之院」参拝です。朝早く宿坊からバスで移動し、奥之院の前に着きました。

荘厳な空気に包まれた道をさらに進み、小さな橋(御廟橋)を渡ると、いよいよ弘法大師入定の地とされる奥之院です。数え切れないほど多くの灯明が揺れる燈篭堂を抜け、最も奥にある御廟へと進みます。弘法大師・空海は62歳の時に座禅を組み、手に印を結んで永遠の悟りの世界へと入り、今なおこの場所で瞑想されている、とされているのです。

長い時間を経てもなお、多くの人々に信仰され続ける弘法大師の御廟は、静謐な空気に満ちて、すべての参拝者を迎え入れてくれます。私たちも思い思いに参拝し、満ち足りた気分で御廟を後にしました。

清らかなお山の上で過ごす数日間は、下界(ここに来ると日常をそう呼びたくなる)でついた心の垢をすっかり落とし、心身をゆるりと解放できる貴重なもの。また来ることができますようにと願いつつ、帰路へ着きました。

高野山を訊ねる(名所のご案内)奥之院
空海

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ライタープロフィール

miniさん/女性/年齢:30代/北海道在住、旅・読書・創作に意欲を燃やす30代女性です。神社仏閣巡りや自然を感じられる場所(海、山、川など)で過ごす時間も大好きです。与えられた時間と体を使って、今日を無駄にせずハッピーに生きましょう♪