- みんなの五つ星旅行記
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和歌山県/お山の上で心の垢を洗い落とす! 高野山の旅 vol.1
2010/04/21
和歌山県伊都郡高野町。「高野山」と呼ばれる山々は、言わずと知れた真言宗の聖地です。平安時代(弘仁10年/819年)に、弘法大師・空海が修行場として開山したこの場所は、現在ではユネスコ・世界文化遺産に登録され、一年中、国内外からツーリストが訪れる観光名所ともなりました。
ご縁があり何度か訪れている高野山を、再び訪れることになりました。関西空港に降り立ち、そこから旅行会社手配の専用バスでお山の上まで向かいます。都会的な景色が見えていた高速道路を抜け、和歌山県へと近づいてくると窓からの眺めものどかな風景に変わり、バスは次第に山道へと走っていきます。高野山は標高1000メートル前後の山々の連なりの総称。高野町に到着した後は、くねくねとカーブしながら山肌を這う道をひたすら上がっていくのです。道幅は狭く、北海道の広い道路を見慣れている私には、バスと対向車がすれ違えるのが不思議なほど。窓木の枝に当たったり、道を譲るためバックしたりしながらも、少しずつ頂上に近づいていきます。
数時間のバスの旅の後、着いた、と思えるのは高野山に入ってすぐ左手に見えてくる「大門」を通り過ぎるあたりです。威厳を漂わせるこの門を過ぎ、少し走ると小さな小さな町に出ます。お山の上の仏教の町、高野町です。宿としてお世話になる宿坊に到着してバスを降りると、途端に澄んだ、清らかな空気が感じられます。「高野山の空気は違うよね」としみじみ。海岸とも、森の中とも違う、清らかさがあります。山の上だから澄んでいるのかもしれませんが、なんだかそれだけではないような…。胸いっぱいに吸い込むと心まで清らかになりそうな特別な空気なのです。この空気を吸うと「また高野山に来ることができた♪」と、とてもうれしくなります。
長い時間を経て今なお守り続けられ、新しい息吹を生む「高野山の旅」のはじまり、はじまり…。
miniさん/女性/年齢:30代/北海道在住、旅・読書・創作に意欲を燃やす30代女性です。神社仏閣巡りや自然を感じられる場所(海、山、川など)で過ごす時間も大好きです。与えられた時間と体を使って、今日を無駄にせずハッピーに生きましょう♪