- セブ島暮らしの10ヶ条
- 奥様が一番えらい、親族と距離置く、日本人との交流に注意する、近所付き合いが大変、楽しく暮らす秘訣、などセブ島暮らし10ヶ条を紹介します。
セブ島で楽しく暮らす秘訣
2013/09/08
セブ島で楽しく暮らす方法は、先輩達の顔色を見て修得しました。幸せに楽しく暮らしている人は、何ともいえない優しい笑顔と若々しさを保っています。逆に問題を抱えて悩んでいるような人は顔つきが暗く、眉間に深いシワが入り人相も変ってきます。
セブ島で楽しく暮らす秘訣は、
1、決して声を荒立てたり、人前で叱ったりしない事。
2、許容範囲を広くし、懐を深くする事。
3、先の事よりも今が大切で、深く考えない事。
上記の3点だけです。先輩達が私に話してくれたのは、全てをフィリピン人から学びなさいという事でした。
フィリピン人は、揉め事や不満を話し合う時、後ろに手を組んで静かに話し合います。後ろに手を組むのは、決して暴力を振るわないという意思表示なのです。私は気が短く、商売柄声も大きく、セブ島に始めてきた時は周囲から怖がられていました。近所の人たちは、何で日本人は直ぐに怒るのだろう?大した事でもないのに直ぐに怒鳴りだす!そうです。私は短気すぎたのです。しかし、日本では神経と集中力を研ぎ澄まし、激しい競争の嵐の中で生きてきました。常に先を見据えて、一歩先、三歩先を歩かなければ仕事を取られる業界でした。私は日本での感覚をそのままセブ島でも維持していたのです。私は考え方を変換させ、頭を一度リセットする事にしました。物マネではありませんが、住民の行動や態度をマネるようにしたのです。そこで初めて気がついた事は、日本とセブ島の時間の流れが違うことです。
フィリピン人は自然と共にゆったりとした時間を過ごします。朝は日の出と共に起きて、夕方日が沈むと寝る準備をします。日本での1日はフィリピンの1週間、日本の1週間はフィリピンの1ヶ月、日本の1ヶ月はフィリピンの半年と思うようになりました。結果、日本の役所ならば1時間程で出来る書類の製作に、丸1日掛かってもフィリピンなら早いほうと思うようになりました。日本の修理工場なら1日で終わるバイクの修理に、1週間掛かってもフィリピンなら上出来と思うようになったのです。
フィリピンは、金持ちが貧乏人を支援するのが当たり前とされています。フェスタや誕生会では、自宅の庭にテーブルを置き見知らぬ通行人にも料理を振舞います。裸足でボロボロのTシャツを着ている子供たちにお菓子を配り、サンダルを買うお金を与えます。クリスマスでは、子供たちが歌を歌いながらお金持ちの家々を回ります。溜めていた小銭を渡し、学用品を買うよう勧めています。
日本人はケチだ!と思われている場合がほとんどですが、韓国人や中国人はインチックと呼ばれ、日本人よりも更にケチだと思われています。大きなお金のサポートは必要ありません。しかし、できる範囲のサポートを行なうように懐を少し広く構えましょう。
私は年に数回ですがバランガイの貧困層部落に行きます。クリスマスのお菓子をサンタクロースの袋ほど買い込み、子供たちに配ります。30人分のお菓子をクリスマスプレゼントしても、5千円掛かりません。5月には修学準備として、ボールペンとノートを沢山プレゼントします。更に通学用のズボン・スカート・ワイシャツ・ビーチサンダルをプレゼントします。両親と子供が私の右手を取りキスして額に手を持っていきます。これはフィリピンで最大の感謝を現す行為なのです。
私の年金生活はまだまだ先で、生活費をフィリピンで稼がなくてはなりません。しかし、セブ島に住まわせてもらってると感謝し、貧困層の子供たちに還元しています。セブ島で楽しく暮らす秘訣は、ストレスを作らず、常に微笑を絶やさず、少しのお金と愛する家族が入れば良いのです♪
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Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。