- セブ島暮らしの10ヶ条
- 奥様が一番えらい、親族と距離置く、日本人との交流に注意する、近所付き合いが大変、楽しく暮らす秘訣、などセブ島暮らし10ヶ条を紹介します。
セブ島暮らしは学校の付き合いが大切
2013/09/03
セブ島暮らしは、学校の付き合いも疎かにしてはいけません。基本的に両親が揃って何事にも参加します。え!仕事を持ってる人は?と思うかもしれませんが、仕事よりも付き合いの方が大事なのです。
フィリピンの学校にもPTAや役員会があります。教師だけでは手の足りない行事や催事のイベントをサポートします。私が娘を通じて学校と付き合ったのは、コンピューターの基礎知識。創作ドラマの楽曲と効果音提供。ダンスパーティーの社交ダンス。そして、ストリートダンスの振り付けでした。学校にコンピューターが一台も無く、娘が「お父さんのパソコンと合わせて2台学校に持っていっていいですか?」と聞きます。
「ダメ!絶対にダメ!仕事で使うし、個人情報が沢山入っているだろう」と断りました。
翌日学校からの手紙を持って帰りました。
「持ち運びできるラックトップパソコンを持っている生徒がおりません。」
「お父さんは毎日パソコンで仕事をしていると聞いています。」
「基本的なパソコンの使い方に就いて1時間講義をしてくれませんか?」担任より。
う〜ん、これは断りにくいなあ・・と思いOKのサインを出しました。当日、娘と私のラックトップを学校に持ち込みセットアップし、USBでネット接続しました。2組に別れ、互いにメールをやり取りする方法を教えた後、自由に送受信させました。一通り済んだ所でスカイペに接続し、体育館と教室に別れて会話をしました。画面に相手の顔が写り、ヘッドマイクで自由に会話でき、しかも通話料無料と説明したら、「おおおおお・・!」と歓声が沸きあがりました。
この講義を切っ掛けに、ネットカフェに通う生徒が増えたと担任は喜んでいます。娘は一躍クラスの人気者になりました。私は音楽家なので、娘のクラスの創作ドラマに付き合った事があります。娘が脚本を書き演出をし、主役もこなすという欲張りなドラマです。
ドラマは、恋人同士のラブストーリーでした。恋人の男性がニューヨークに留学し、その間に彼女が交通事故で声がでなくなります。彼氏がフィリピンに帰国し、声がでなくても構わないと結婚を申し込み、結婚式を挙げてラストになります。
それでは感動しないので、娘に脚本の最後を変更するようアドバイスしました。クラスには声が出ない生徒1人がいます。その生徒との手話場面を取り入れさせました。ラストの結婚式で、誓いの言葉の時に「神父さん、花嫁は声がでないのです」と告げます。その時、花嫁は手を挙げて「イ イエス ア アイドゥ」と声がでるよう変更させませた。更にナレーションと効果音をパソコンで作りこみ提供しました。
発表会は大成功で、舞台装置も大道具も無いのに効果音が力を発揮し、ラストは感動的で、誓いの言葉で声が出た時はみんな泣いていました。私は特技を活かして学校と付き合いましたが、園芸や菜園でも日本人がサポートしていました。学校のフェスタでは、巻き寿司・コロッケ・おにぎり・タコヤキの出店があり、「日本人ですか?」と聞いたら「え!あなたも日本人ですか?」と逆に質問されました。
フィリピンには、認知されていない子供も合わせると5万人以上がいるそうです。日本人を前面にだす必要はありませんが、できる事があれば学校と付き合いをしてください♪
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Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。