セブ島暮らしの10ヶ条
奥様が一番えらい、親族と距離置く、日本人との交流に注意する、近所付き合いが大変、楽しく暮らす秘訣、などセブ島暮らし10ヶ条を紹介します。

セブ島暮らしは近所付き合いが大変

2013/09/01

セブ島暮らしは、3軒隣の近所付き合いが大変です。ゲートに囲まれセキュリティーが常駐するビリアは、プライベートを尊守し問題はありません。しかし、月の生活費を10万円以内と決めている私にとって、ビリアはお城のような存在です。

現在住んでいるアパートは、端から私たち・韓国人・アメリカ人・大家となっています。私達の次に韓国人が入居し、最後にアメリカ人が入居しました。何故か私たちが3500ペソ、韓国人が4000ペソ、アメリカ人が5000ペソと同じ間取りなのに家賃が違います?

韓国人は、とにかく声が大きく非常に騒がしいです。しかも、1DKのアパートに留学生と家族7人が暮らしています。通路を塞ぐようにバイクを何台もとめたり、私達のエリアでも構わず洗濯物を干し、私達の水道も勝手に使用しているのです。お陰で月200ペソの水道代が500ペソを越えてしまいました。

或る日、留学仲間の韓国人を呼び酒盛りが始まりました。1DKに入れる人数は限られると思いますが、何と20名近く集まっています。アパートの通路のコンクリートに座り込み、大声で嬌声を挙げて酔っ払っています。さすがに大家も参ってしまい、1ヶ月で追い出してしまいました。レントハウスの看板には、韓国・中国お断りと書き足しています。

韓国人の替わりに入居してきたのはフィリピン人です。マニラからセブに引っ越してきたそうです。別にコミュニケーションを取る必要もありませんでしたが、問題は生活マナーです。アパートの通路で炊事をするから、煙が我が家の中に入り込んできます。子供達は通路で遊びウルサイですが、ジッと我慢します。子供達はドアや窓から室内をジロジロ覗き見するので、注意だけはしました。最悪なのは、残り物の生ゴミを通路に捨てることです。日中の温度が35度を軽くこえるセブ島では、生ゴミなど直ぐに腐敗し異様な匂いが立ち込めます。排水溝はヘドロが溜まり、猫や犬が沢山居ついてしまいました。

或る日、フィリピン家族と近くに住むフィリピン家族が喧嘩をしています。何事かと思って聞いていたら、犬が近所の子供に噛み付き、親が「狂犬病予防を治療費をくれ」と言っています。隣のフィリピン人は「犬は飼っていない」と知らんぷりです。バランガイキャップテンを呼び出し、仲裁が始まります。結果「犬に毎日餌(生ゴミ)を与えているから、法的には飼い主とみなす」と告げます。狂犬病は直ぐにワクチンと治療薬を注射しないと、発病したら100%死ぬ怖い病気です。病院の診察代・ワクチン代・薬代だけでも2万ペソになります。普段から貯金する習慣が無いフィリピン人です。そんな大金を持っているはずがありません。翌日朝起きたら、隣のフィリピン家族は夜逃げしていました。

同じアパートメントでも、すべて日本人が借りている場合もあります。近所付き合いが良く、おすそ分けやお土産もあります。気の合う仲間がいれば、日本人で借り切るのが一番かもしれませんね♪

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。