仕事体験記
こんな仕事を経験しました。聞いてみたかった仕事体験記。

居酒屋店員/はじめてのアルバイト

2012/03/28

学生の時分は、きっと多かれ少なかれ、誰もがアルバイトを経験していると思います。もちろん、私もいろいろなアルバイトを経験しました。あまりこらえ性のない性格なので、たぶん他の人に比べたら職種の数は多い方だと思います。

そんな数あるアルバイト経験の中で、まず印象に残っているのは焼き鳥屋のアルバイトでしょうか。当時住んでいた安アパートの近くにある小さな焼き鳥屋。横浜に出てきて初めてのアルバイトでした。

別に焼き鳥が好きだったわけでも、接客をしたかったわけでもないのですが、その焼き鳥屋の入口に貼ってあった"アルバイト募集"の張り紙を見て即決しました。10代の頃は世間知らずなもの、アルバイトの探し方を知りませんでした。まさか雑誌やネットにそんな情報があふれているとは。

さて、当たり前なのですが、それまでアルバイトもしたことのない小僧には分からないことがたくさんあるわけで、焼き鳥の部位の名前も、ビールの注ぎ方も、レジの打ち方も、酔っ払いのあしらい方も、そんなすべてが日々勉強だったと思います。小さな店で、店主も常連客も親切だったので、言うほどの苦労はなかったのですが、それでも仕事になれるまではそれなりにしんどかったことを思い出します。

そんな焼き鳥屋の思い出といえばまかないでしょうか。最初は、店主があれやこれや凝ったものをだしてくれたのですが、きっとめんどくさくなったのでしょう。そのうちに、ご飯に焼き鳥を乗っけただけの焼き鳥丼になり、最終的には「自分で適当に作って」と丸投げ。こちらとしてもいいかげん焼き鳥丼に辟易していたので、まぁいいかとは思ったのですが、よくよく冷蔵庫の中を見てみると、ほぼ鶏肉しかない。まぁ、焼き鳥屋なので。そこで思いついたのが、「究極の焼き鳥丼を作ろう!」ということでした。それ以来、いろいろと試行錯誤。ときにはその食材はつかっちゃだめだと怒られながら、最終的にいきついたのが、鳥出汁茶漬け!う〜ん、普通か。

ライタープロフィール

横浜ホームズさん/男性/年齢:30代/横浜在住、福岡から横浜に来てはや10数年。もはや博多っ子と浜っ子の境を見失う30男。美しいものが好き。だけど醜いものはもっと好き。人生、味がある方がいいよね。