こだわりの趣味
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バンド活動/我慢したあとのお酒が最高

2011/06/13

私はプロのミュージシャンになりたいと思っていました。学校を卒業したあと就職活動はせずバンド活動を続けました。プロを目指して活動していたバンドは、実際にはそれほど楽しくなかったかもしれません。趣味で楽しくやっているバンドは別だと思いますが、プロを目指してやっているバンドの場合は、メンバー全員が中の良いお友達ではありません。「バンド」をやるために集まった同士であって、バンドに関わるところ以外は正直どうでもよいのです。なので同じバンドのメンバー同士であっても全員の連絡先を知らないと言うことも良くありますし、バンド活動以外で一緒に遊びに行くことが一切ないメンバーもいます。バンドメンバーは友達なのだろうと思っている人がたまにいますが、そういう人に「会社の同僚全員が友達か?というとそうでもないでしょ?」と聞くとほとんどの人が納得します。いわばドライな関係なのだと思います。

私達のバンドは毎月のようにライブをやっていたのですが、ライブの前は体調管理に気を使いました。私はお酒が大好きなのですが、ライブ前はお酒も控えていました。またいくら毎月やっているとはいえ、ライブの前はいろいろと考えてしまって緊張することもあります。だからこそ、ライブが終わったあとの打ち上げはとても楽しかったです。大好きなお酒を好きなだけ飲める以上に、重圧からの開放感の方が大きかったかもしれません。私の友人ではライブのあとの打ち上げがやりたいからライブをやっているという人もいるくらいですが、私もそれはうなずけますし、ライブをやったことがある人なら、ライブのあとの打ち上げはただの飲み会とは一風違った楽しさがあることを知っていると思います。

私は目指すところがあって、バンド活動をやっていましたが、やはり楽しくやりたいなら、趣味としてバンドをやるのが一番でしょう。もちろん私もそういうバンドを組んでいたこともあります。でもやはり打ち上げだけは、プロを目指してやっていたバンドでやったライブのあとの打ち上げの方が楽しかったと思います。恐らくプレッシャーからの開放がとても大きかったからでしょう。

ライタープロフィール

ツカサさん/女性/年齢:30代/東京都在住、読書、ゲーム、音楽鑑賞、パソコンいじりが好きで、行列と人ごみが苦手なインドア派です。ひとまずなんでも疑ってみる性格で、理屈っぽいと良く言われます。