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格闘技の魅力/格闘技で前に出る気持ちを養う
2012/04/26
格闘技を始める動機
男性であれば、多かれ少なかれ、「強くなりたい」という願望を持っているはずです。男性ホルモンのテストステロンが、闘争心や支配欲を強めるからです。「男は強くなければならない」という規範がなくても、本能的に強さを求めるわけです。格闘技を身につけることは、この「強くなりたい」という願望を達成するための、直接的な手段といえます。子供の頃、格闘技に興味を持っていなかった人でも、思春期になってから、あるいは大人になってから、格闘技を始めることがあります。これは、心の奥底に眠っていた本能に基づく願望を実現しようとする行動といえるでしょう。
私の場合、元々格闘が好きというわけではありませんでした。しかし、物心がついた頃から見ていた男の子向けの漫画・アニメのほとんどは、「正義の味方が悪者と格闘してやっつける」という内容で、それをカッコイイと思うことはありました。思春期になってからは、「ストリートファイトで強くなるために格闘技を身につけたい」と思うようになりました。社会人になってからは、「セルフディフェンス(護身術)のための格闘技」ということを考え始めました。
格闘技の楽しさ
格闘技の楽しさの一つとして、映画等の中でしか体験できないようなことを体験できるということがあります。例えば、「首を絞めてくる相手から逃れる」というようなことを、実際に体験できます。また、「武器を持った相手と戦うにはどうすればよいか?」「複数の相手と一人で戦うにはどうすればよいか?」のようなシュミレーションをして練習をするのは、面白いです。そして、実際に殴ったり蹴ったり、投げたりすることは、他のスポーツでは得られない充実感があります。
格闘技で得たもの
ボクシングや空手等の打撃系格闘技の場合、相手の攻撃を受けると、後ろに下がりがちです。ところが、後ろに下がると、余計に攻撃をもらいます。パンチや蹴りは、前進しながらだと出しやすいからです。「まっすぐ下がってはいけない」と言われるのは、このためです。逆に、前に出ていけば、相手は攻撃をし難くなります。間合いが殺され、攻撃に前進する勢いを使えなくなるからです。空手の練習を始めた頃は、「攻撃をもらいたくなければ前に出ろ」ということをよく言われました。
そのおかげか、格闘技に限らず、「追い込まれた場合、開き直って前に出る」という習慣を身につけました。これは、実生活で大いに役立っていると思います。
ソウさん/男性/年齢:40代/徳島県在住/理系の学部を卒業後、システムエンジニア等の仕事を経て、法律系の資格にチャレンジするも合格できず。現在、ウェブ制作や輸入ビジネス関連の起業をしようと目論んでいます。飲み歩きや食べ歩き、街をブラブラしたり、隠れた名所を探索すのが大好きです。総合格闘技や沖縄空手、ヨガにも興味があります。波乱万丈の人生を送ってきたせいか、他人と違う視点で物事を見ることが多いです。