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スペイン／狂人か天才か？ガウディ建築めぐり
2012/10/03
情熱の国スペイン。そのフランス側に位置するバルセロナは、スペイン第2の都市でもあり、カタルーニャ地方と呼ばれるエリアにあたります。カタルーニャ語という固有の言葉を話し、スペインの中でも、独自のアイデンティティを確立しているエリアなのではないでしょうか。パブロ・ピカソ、ダリなど、世界的に有名な芸術家たちが、このカタルーニャから誕生ました。
さて、そうした芸術家たちの足跡を辿るのもバルセロナの楽しみ方のひとつですが、中でも断然おススメしたいのが、天才建築家ガウディの建物めぐりです。バルセロナに来たら誰もが訪れる、あのサグラダファミリアを作った人物です。
ガウディ没後100年にようやく完成するといわれているサクラダファミリア、ぜひ航空写真や空撮写真などをwebで探してみてください。街の中に異様な姿をした聖堂の姿が見えてくるはず。ガウディは聖堂を壮大なオルゴールにして、町中に音楽を響かせようと考えていたとも聞いたことがあります。ロマンあふれますね。
さて、バルセロナにあるガウディ建築は、サクラダファミリアだけではありません。時間があれば、ぜひいろんな建物を巡ってみましょう。
私のお気に入りは、グエル公園とグエル地下聖堂。
グエル公園からは、バルセロナの町を一望することができます。もともとは「自然と芸術に囲まれて人々が暮らせる場所」という理想を持って作られた、分譲住宅だったそうです。
ガウディ建築の魅力のひとつは、有機的な造形と、色鮮やかでかわいらしい、陶器のかけらのようなものを貼ったモザイク。まるで童話に出てくるような、夢あふれる空間が、ガウディ建築にはあふれています。だからでしょうか、彼の建築物を歩いていると、だんだん不思議なインスピレーションをかきたてられてくるような気がするんですよね。
そして、そのうち、私はこのカタルーニャ地方の魅力に、とりつかれていました。ピカソしかりダリしかり、このガウディもしかり、狂人か天才かと議論になるような芸術家たちが生まれる風土が、きっとこの街にはあるのでしょう。
中花香さん／女性／年齢：20代／鎌倉出身／会社員／海外旅行、バイオリン演奏、ライブなどが趣味。好きなものは映像、絵本、仏像などです。