自然を楽しむアウトドア

地球って素晴らしい。自然と一体になる特別な体験。

新潟県／その名も日本国という山

2012/04/11

日本国

たまたま地図をみていたら、新潟県の山北に日本国という山があるのをみて、好奇心の旺盛な私は、さっそく登ってみることにしました。

山北町は今は村上市に統合されましたが、新潟県の最北の場所にあります。日本国という山は新潟県と山形県をまたがっています。誰もが知りたがる日本国という山の名前の由来は諸説があります。

一説には、その昔、阿部比羅夫（あべのひらふ）の大和の朝廷軍が東征のさい、厳しい戦を重ねながらこの付近まで進行しましたが、頑強な蝦夷（えみし）の勢力の平定にとりあえずは成功したことから、だれかれ言うことなくここまでが「日本国」としたことが「日本国」の起源ではないかと言われています。

他の説では、飛鳥時代のころ、朝廷に追われた蜂子皇子（はちこのおうじ）が現在の日本国に隠れ住んだと伝えられていることなどの説が伝わっています。どれがほんとうなのかわかりません。そうした歴史的なことは研究者の方に任せて、私は日本国を登山して体感することにしました。

晴天で気候も梅雨明けの頃で登山にはよい時期です。高さは555.4メートルと、なにか計算してできたのかと思わせます。登山といっても、階段もあり、簡単に登ることができました。頂上からの眺めはまさに絶景です。オマケに森林浴もできて気分が爽快になりました。

山の麓も、どこか懐かしい雰囲気です。そう、昭和の頃の匂いがするのです。道を尋ねたりして接した麓の住人もみなさんも優しく、穏やかな顔をされていました。この地域には、昔の日本の情緒的な日本らしさが残っているように感じました。

まさに、日本国。それにしても、なぜに日本国？　

日本国観光情報

MUMUさん／男性／年齢：50代／新潟県在住／神社が好きで日本各地をまわっています。趣味でボーカロイドでの音楽作りやギターでオリジナルの歌をつくり、ときどきライブもしています。自分らしく生きることをモットーにしています。