車椅子のお母さんと金沢旅行
兼六園、21世紀美術館など金沢の観光情報とバリアフリー事情を紹介します。車椅子の方が旅行するとどういうところが気になるのかが分かります。

金沢市内のバリアフリー

2015/07/23

金沢市内のバリアフリー

金沢市内のバリアフリー

金沢市民はおハイソで洗練されているというイメージしかありませんでしたが、意外にも、とても親切な方が多かったですね。車椅子の母のためにドアを開けて待っていてくれた人が何人いたことか。歩いて観光をしたのですが、大丈夫かと車を止めて声をかけてきてくれたおばちゃんもいました。金沢では、一度もタクシーやバスを使いませんでした。車椅子を押しながら観光して回りました。

JR金沢駅についた時に、駅員さんに「金沢は坂があるから、観光タクシーで回るといいよ。」と言われました。いろいろ考えましたが「観光タクシーはめちゃくちゃ高い!笑」という理由で、タクシーの利用はやめました。車椅子に乗ってるのもその介助者も女性ということで、街中を歩くのは大変だろうと気を使ってくれたのでしょうけれど、こっちは楽より節約を選んでしまいました。きままな旅をしたかったので、観光タクシーで始終待たれるのも、どうも嫌でした。私は体力に自信があったので、車椅子を押しながら自分で歩いて行くことを選びました。金沢がはじめてだったので、なめてたんでしょうね。笑

金沢城公園や兼六園は坂なので、観光タクシーを使うと良いと言われましたが、結局タクシーが入れるのも入り口までです。結局敷地内にはタクシーが入れないので、一番大変な園内の坂は自分達で歩くしかありません。だったらタクシーの利用はやめて、行けるとこまで歩いてみよう!ということになりました。(なんと人の話を聞かない人達...笑)幸い母の体重は標準、私もまだ若く力があるほうなのですいすいと車椅子を押せます。

旅の目的地がバリアフリーになっていないと、車椅子やベビーカーでの旅行は存分に楽しめないものです。金沢は城下町なので古い部分も残っていますが、さすが観光の街、金沢城公園は整備されていて、バリアフリーになっていました。中でも母が喜んでいたのは、トイレが多く、必ず多目的トイレが設置してあることでした。母がいつも出先で困るのは、多目的トイレがないこと、トイレ自体がないことだそうです。こういったことはやはり本人じゃないとわからないものです。金沢市内、特に観光名所で母がトイレに困ることはありませんでした。金沢城公園には坂もありますが、階段があるところにはスロープがあります。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。