ニュージーランで教えられてこと
ニュージーランド滞在(16年以上)の山下さんがニュージーランドで教えられたことを紹介します。

ニュージーランド人に教えられたこと

2011/06/08

ニュージーランドにはアンザックディという日があります。これは4月25日で、戦争で亡くなった方々を敬う日です。夜明けとともにセレモニーが始まり、軍隊のほか、各種自治体やスカウト関係などがいろいろと式典の儀式に参加します。一般の人も参加でき、式典の後は元軍人の会が用意した温かい朝食をみんなで頂きます。そして、そのあとは昼の式典などが催されます。カレンダー的にはこの日の午前中だけが祝日で午後からは普通の日とされています。

また、この日は政府の通達により、13時まで、どのお店も閉店するようにいわれます。お正月もクリスマスも年中無休で開いているお店も、この日ばかりは閉めるのです。たぶん、オープンしていても罰せられることはないと思うのですが、見事に閉まります。

このアンザックディの集まりにわたしは毎年参加しています。それは、義父が元空軍のパイロットで実際に戦争に参加していたということで、その影響からか夫がこの日をとても大切に感じているからです。

それはよしとして、問題は戦争についての会話でした。ちなみにニュージーランドは世界大戦の内、どちらかというと第一次大戦のほうにより多くの戦士を送ったようで、第二次のほうはあまり関係はないということでした。そんなこんなで、「ところで日本は・・・」という質問が来たわけです。

これに、まったくまともな返答ができませんでした。もちろん、両世界大戦の概略は知っていますし、終戦時のこともおおよそは学校で習っています。けれど、ニュージーランド人の持つ戦争の知識ほど、わたしは知りませんでした。むしろ、こちらの人に教わるくらい。「そうだったんだ」という感じです。

さらに、終戦時期になると諸外国の制作した戦争映画がテレビで放送されますが、イメージや捉え方が異なる部分があり、考えさせられることがたくさんありました。

これはわたしだけではないようで、日本人全体に共通しているようです。日本の歴史についてもっと勉強してみたいと、外国に来たからこそ思えるようになりましたね。

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ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。

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