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沖縄縦断ドライブで食べた、道の駅の絶品沖縄そば:沖縄県国頭郡
2014/01/24
沖縄料理って、いいとこ取り料理だなあとつくづく思います。和食のフレッシュさと、東南アジア料理のキャッチーさを合わせもった、最強のエスニック料理。ジューシー、海ぶどう、ゴーヤチャンプル、などなど好きなものばかりなのですが、やはり沖縄料理屋さんに行くと〆に絶対頼んでしまうのが沖縄そば。和食のほっとする感じと、やや濃い目の東南アジアテイストが融合した、沖縄料理らしい料理といえます。
そんな沖縄そばを初めて本場で食べたのは2012年の5月。彼氏と沖縄の旅をしたときのことです。初日にレンタカーで、沖縄の北端・辺土岬を目指そうという話になりました。真っ青な海を横目に見ながら、真っ直ぐな道を飛ばす途中、道の駅大宜味に立ち寄ってお昼を食べることにしました。
大宜味村は「長寿日本一の村」として知られ、その食生活に注目が集まることもしばしばです。それを象徴するように、道の駅の軒先には珍しい野菜や果物などが山盛りに積まれ売られています。野菜屋台を冷やかしながら、付属の小さなレストラン 「ふるさと海山漁村食堂」 に入りました。
こちらは大体何でも500円という超良心的価格で沖縄料理が味わえるレストランです。沖縄そばの焼きそば、汁そばのほか、海ぶどうとお刺身のどんぶりなども食べられます。じゅーし−という沖縄の炊き込みごはんのおむすびも別売りで買えます。
やっぱり沖縄に来たからにはと、沖縄らしい「八重山そば」を選びました。こちらはラフテーという豚の角煮が乗った汁そば。かまぼこと紅しょうがが添えられたいかにもな見た目にテンションが上がります。平たい太麺に、あっさりとした魚出汁。本場で食べる沖縄そばは、地元の食材を使っているからか、天候のせいか、染み入るように美味しかったです。
道の駅自体も海が見わたせる道路わきにあり、とても牧歌的で素敵な雰囲気です。沖縄をドライブするのであれば、海の写真を撮るついでにでも、是非立ち寄って味わってみてほしい一品です。
ふるさと食堂(農山漁村食堂) 食べログ
そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。