みんなの五つ星グルメ
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寒い日に心まで温まる、絶品金沢おでんの店「赤玉」:石川県金沢市

2014/01/08

おでんは一品100円〜と、とてもリーズナブル。名物の車麩、厚揚げなどを頼みました。

おでんは一品100円〜と、とてもリーズナブル。名物の車麩、厚揚げなどを頼みました。

中島菜という金沢野菜のお浸しも頼みました。しゃっきりクセがなく、とても美味。

中島菜という金沢野菜のお浸しも頼みました。しゃっきりクセがなく、とても美味。

海老芋、ロールキャベツなども追加で注文。

海老芋、ロールキャベツなども追加で注文。

バイ貝のお刺身。バイ貝は北陸でよく食べられているらしく、おでんの具にも使われていましたよ。

バイ貝のお刺身。バイ貝は北陸でよく食べられているらしく、おでんの具にも使われていましたよ。

2012年の冬、外国人の彼氏と石川・福井旅行に行きました。金沢市内で、兼六園や金沢21世紀美術館などを観光したあと、夕食はどうしようという話に。彼氏からは「何か日本らしいものが食べたい」というリクエスト。外人さんはどこに行っても「日本らしさ」にこだわるので大変です。

小雨が降るとても寒い日だったので、何か温かいものが食べたいな~、とネットをさまよっていると、金沢には「金沢おでん」という名物があることを知りました。これは今日みたいな日にぴったりと、金沢おでんの食べられるお店を探し、ホテルから近かった「赤玉本店」に決めました。

ちなみに金沢おでんとは、金沢独特の野菜や具材を澄んだお出汁で煮込んだおでんです。石川県では「加賀百万石」と言われた江戸時代から、さまざまな変わった野菜や食品などが作られてきました。源助大根や、真ん中に穴の空いた車麩なんかが代表格ですね。

さて、平日だったので予約なしでも大丈夫だろうと、夜8時ころ直接お店へ行くと、店内はすでにお客さんで一杯でした。20分-30分くらい待って、カウンター席へ。カウンター席は狭いのであまり好きではないのですが、このお店では板さんが料理をしているところや、お出汁に浸かったおでんの具材を近くで見ることができて、むしろ楽しかったです。

生ビール、地酒などもそこそこ飲み、他にいくつか一品料理も頼んで、ふたりで7500円ほどだったと思います。気軽に金沢名物を楽しむことができて、大満足。帰り道は身体の奥からぽかぽかで、寒さなんて気にならないほどでした。

金沢に行く機会があれば、是非立ち寄ってほしいお店です。夏は冷やしおでんがメニューに載るらしいので、季節を問わず楽しめますよ。

赤玉 公式ウェブサイト

ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。