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うどん/おすすめB級グルメ〜東京で讃岐うどんの「きざみ」をすする:東京都中野区
2010/04/03
B級グルメといって、すぐに頭に浮かぶのは、「クジラのベーコン」。残念ながら、今やお値段的に「A級」となってしまいました。で、次に思い出すのは、本四国連絡橋の完成を間近にひかえたころ、「宇高連絡船も、なくなる前に1回乗ってみなくては」と、わざわざ出かけて行って、その船の中でいただいた立ち食いうどん。
「讃岐に向かう船で、まさか恥ずかしいものは出さないはず」と踏んで試したとろ、さすがに本場。船中の立ち食いとはいっても、そのシコシコ感、そのダシの味わいの奧深さ。おいしかったなぁ。で、地元の讃岐うどんの、「名店」といわれるところを何軒もハシゴしたのは今や昔の話。「こんなところ、観光客はだれも知らないはず」の店も(ほとんど民家と区別がつかない)有名店になって、今ではすごい行列になっていたりするのです。
そのころ東京で、讃岐うどんのテイストを……と求めて行ったのが、新中野の「四国屋」です。当時はまだ、東京で讃岐うどんのチェーン店展開なんざありません。しかも、明け方の3時4時でもやっているという貴重なお店。近くの相撲部屋の若い衆(だけでなく、有名な関取――残念ながら、お相撲にはまったく興味がなく、どんな有名人かは知りませんでした)も見かけたものです。
私のオーダーは「きざみうどん+生たまご」。油揚げをきざんで散らしてあるヤツで、「きつね」でも「たぬき」でもない。それに「生卵をのっけてください」と、お願いしたのです。
ここのところ、ずっとごぶさたなのですが、最近の常連さんたちのお好みは、「肉きざみ」(950円)だそうで。それに、近ごろは、「2時閉店」とか……。さんざん飲んだあとの明け方のシメの一杯の思い出です。ちなみに中野にはもう1軒、四国屋があります。兄弟で経営しているそうですが、私が通ったのは鍋屋横町のほうのお店です。。
四国屋 食べログ
オオタクーミンさん/女性/東京在住、もしかして「鉄子」と「歴女」のさきがけだったのかも知れない、ぎりぎりアラフォー世代のライターです。小さいころから、愛読書の1つが時刻表で、プライベートの国内旅行には、たとえ北海道を旅するのにも、飛行機を使うなんてことは、はじめから考えない、まったく日航を応援してない日本人です。