みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

世界の奥ゆきを見た、インドの旅〜vol.1

2010/02/21

あまり意味のない(?)タイムテーブル。でも、この大らかさが心地よい。1〜2時間遅れたからといって、人生に差し障り…ないですもんね。

昼間のリキシャから。ガジュマルの木のつるで遊ぶ子供たち。田舎町では、のどかな光景を目にすることができます

旅行者をあまり見慣れていない子供たちは、わたしたちの姿に興味深々。不思議そうにカメラを触る子もいました

神と信仰の国、または喧騒と貧困の国といわれるインドを旅しました。日本を発ち、シンガポールを経由して約半日後にデリー空港へ。空港を出て降り立った瞬間、そこはムワッと熱を帯び、ざわざわと湿った空気で満ちていました。これがインド…。いろんなものの匂いが混ざり、一口には言い表せないような気配。未知の国に触れる前の好奇心がむくむくと沸き上がりました。

インドの列車は当たり前に遅れる
首都ニューデリーの駅から、シャンティニケタンという小さな町へ列車で移動しました。といっても、ここの列車は30分、1時間、へたすると2時間遅れで来ることもあるのだとか。どうりで駅構内には、何をするわけでもなく座り続ける人々が多いはず。皆さんいつ到着するか分からない列車を待っているのですね(笑)

シャンティニケタンで蛍を見る
少しばかり(約30分)遅れて到着した列車に乗り、無事シャンティニケタンに着きました。ここは革工芸でも知られる町。わたしは現地にある美術大学を訪ね、学生たちとカレーパーティーやキャンプファイヤーなどで交流した後、リキシャ(インドの自転車タクシー)で宿泊ホテルに戻りました。その時、とてもきれいな蛍の光を見ました。街灯のない暗闇の中、細い道を走っていたのですが、ふと道の脇を見ると黄緑色の小さな光が無数に飛んでいるのです。生暖かい風を頬に受けて、木の葉が揺れる音とリキシャの車輪が回る音の中で、チカチカと点滅し続ける小さな光を眺め…まるで夢のように、幸せな時間でした。

インドチャネル(旅行)

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ライタープロフィール

miniさん/女性/年齢:30代/北海道在住、旅・読書・創作に意欲を燃やす30代女性です。神社仏閣巡りや自然を感じられる場所(海、山、川など)で過ごす時間も大好きです。与えられた時間と体を使って、今日を無駄にせずハッピーに生きましょう♪