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元祖たこ焼き「会津屋」はソースなし
2011/10/23
道頓堀今井
いまや大阪の名物グルメとしてまず出てくる「たこ焼き」。でも実際、大阪にすらたくさんの店舗があって、どの店が発祥なのか知らない人も多いかも。
たこ焼きの発祥といわれる店は「会津屋」です。この会津屋は"元祖たこ焼き"という看板がついています。その名に恥じないほど味もけっこうなレベルだということは意外と地元でも知られていません。
会津屋の本店は、大阪・西成区にあります。国道26号線沿いにある真っ赤な壁が目印で、地元に人にはおなじみ。でも、大阪の観光に訪れた人だとなかなか不便な場所にあるので、他の店舗もいろいろあるので調べてから行くのをお勧めします。味は、どのてんぽでもだいたい同じです。
ここのたこ焼きの特徴は、なんといってもソースがついていないこと。厳密に言うと、ソースをできあがってからかけないだけで、生地にちゃんとソースの味がしみ込んでいるわけ。あのベタベタとソースやマヨネーズを塗るのは、実は本来のたこ焼きではなく、あとから出てきたものだというのが、ここ会津屋でわかりました。
なにもつけないからと言って決して不味いわけではなく、これも食べると病みつきになる味。もし物足りないなら、ソースをつけ足せばいいだけ。個人的には、ネギをトッピングするのがおすすめ。また、ソースがベタベタしないので女性でも食べやすいのも◎
ちなみに、大阪のたこ焼きは昭和8年、会津屋の初代が肉やこんにゃくなどを入れて焼いた「ラジオ焼」がはじまり。その後、明石のタコところもをつけて焼き始めたことで、大阪のたこ焼きが生まれたわけです。手を汚さず、冷めても美味しい会津屋のたこ焼きは、70年以上の歴史があります。有名なグルメ漫画「美味しんぼ」にも登場、また「笑っていいとも」でも紹介され、大阪の観光ガイドブックでは必ずと言っていいほど登場する店です。
ソースをつけないのが邪道、ではなくこちらが本来のたこ焼き。価格も12個で400円とお手軽で、ランチにもおやつにも夜食にもなり、地元でも時々、必ず立ち寄ります。
元祖たこ焼き 会津屋
AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。