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北野天満宮で320年以上続く「粟餅」の老舗:京都
2011/08/12
京都・北野 門前名物の粟餅
京都・北野 粟餅所・澤屋
京都の北野天満宮にお参りする際、必ず立ち寄るお店が「粟餅所・澤屋」。北野天満宮の大きな鳥居から道路を挟んで斜めに見える場所にあります。
このお店、歴史は古く、1682年に創業して現在、12代目だそうです。この12代目の店主さんを含めて、家族ぐるみでせっせと粟餅を作っていました。実は、それより前の1638年に発行された「毛吹草」の中で、洛中名物として「茶屋粟餅」と記されているとのことなので、実際の創業はもう少し早かったようです。いずれにしても、京都でも随一の老舗和菓子店ということは間違いなさそう。
さて、ここの粟餅、本当に絶品でした。イートインもテイクアウトもできますが、お店の人曰く「ここですぐ食べるのが絶対におすすめ」ということで、イートインすることに。注文すると、粟のお餅が5つ、あんこときなこの2種類がそれぞれかかっています。さらに、温かいお茶つき。580円。
いざ、噂の粟餅を食べてみると・・・まるで、口の中でとろけるようなおいしさ。今まで体験したことのないようなそのおいしさに、思わず感激しました。また、温かいお茶がこの粟餅とすごくマッチして、さらに美味しさを引き出している。私はどちらかというと、きなこがかかっている粟餅が気に入りました。
この粟餅、前述の通り、お持ち帰りもできます。10個入りから50個入りまで選べて、同じくあんこの粟餅ときなこの粟餅の2種類が入っています。賞味期限は当日限りなので、すぐ帰る人にはおすすめ。あんこときなこの個数はお店で指定できました。ただ、実際に持って帰って食べると、現地ですぐ食べた味にはとうていかなわなかったのが、残念。
やはり、美味しいものは現地で、その場ですぐに食べるのが一番だと、つくづく。ただし、京都にはおいしい和菓子店がいくつもあって、1日や2日だけの滞在だと現地で食べ歩くのは大変と、いつもうれしい悲鳴を上げています。
ともあれ、この粟餅は京菓子の中でもおすすめ。ぜひ北野に足を運んでみてください。
粟餅所・澤屋
AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。