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夏目漱石ゆかりの東京・銀座「空也もなか」

2011/08/09

東京・銀座 空也もなか

東京・銀座 空也もなか

明治を代表する文豪・夏目漱石はつくづく「甘いものが好き」だなと思います。

以前、住んでいた愛媛・松山には「坊っちゃん団子」というお土産の定番があります。漱石の代表作『坊っちゃん』に出てくる団子がルーツの和菓子です。この団子、あんがギュッと詰まって3つ、串に刺してあるひと口サイズ。いざ口に入れてみると、とにかく甘い。1個、2個と食べるだけで、けっこうお腹がふくれます。

さて今回、東京・銀座のお土産としていたのが「空也もなか」という和菓子でした。

この空也もなかも、漱石の代表作である『吾輩は猫である』に「空也餅」として登場します。由緒あるこの空也もなか、中にはあんがギッシリ詰まっています。食べてみると・・・とにかくすごく美味しい、の一言。

空也もなかを販売するお店「空也」は、東京・銀座の一等地にあります。明治17年、上野池のそばで創業して、第2次世界大戦で店舗が焼失した後、昭和24年に銀座の並木通りに移転してきたとのこと。以来、半世紀を経ても、空也もなかはたくさんの人々に愛される和菓子として親しまれているそうです。特に、昭和の文豪たち、さらに梨園での御用達のお菓子としても有名。焦がし皮に小豆の自家製つぶし餡が入った1種類のみ。添加物や保存料は一切使っていないものの、四季を通じて1週間ほど日持ちするそうです。

もし、空也もなかを手に入れたいなら、直接お店に電話して予約しておくべし。基本、予約販売でしか手に入らないプレミアなお菓子です。また、このご時世に、通販もやっていなければ、クレジットカードの使用も不可。それでも、全国から観光客が、世界からも観光客がこの空也もなかを手に入れるために訪れるとのことです。

たまたまお世話になった人にいただいた空也もなか。今度また東京に行く際、事前に連絡して必ずといっていいほど手に入れたい和菓子です。子どもから親まで、家族にも大好評でした。

空也(くうや) livedoor グルメ

ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。