中国ってどんな所?
中国在住のLiccaさんが住んでいる視点で驚きの中国を紹介します。

五島列島/人々の温かさや優しさが感じられる憩いの島

2011/03/18

久賀島の展望台から観た風景

久賀島の展望台から観た風景

久賀島の人達による手作りの展望台

久賀島の人達による手作りの展望台

展望台から観たエビの養殖場

展望台から観たエビの養殖場

初めて食べたエビの刺身は最高!

初めて食べたエビの刺身は最高!

五島列島の福江島から船で約15分、北東方面に行った所に「久賀島」という小さな島がある。個人経営の海上タクシーで福江市の奥浦から久賀島の田ノ浦へ渡ったのですが、ラッキーな事にそこでは、久賀島の船着き場のある車を貸してくれると言うので、せっかくなので車であちこち回ってみました。

久賀島は、人口約500人の小さな島で、島の中を見てみると、見渡す限り田んぼや畑が広がっており、ご年配の方が猛暑の中一生懸命田んぼを耕していました。(後から聞いた話なのですが、近年まで島には信号がなかったのですが、最近1個付けられたそうです)まず、向かった先は久賀島が一望できると言う展望台へ。山道をクネクネと登って行くと、そこからは、360度見渡す限り海が広がっており、福江島とはまた違った雄大な自然を感じることができます。

また、たまたま居合わせた方々にお話を聞いてみると、何でもこの展望台は久賀島市民による手作りの展望台なんだそうで、数年前に、国土交通省から「手作り郷土賞」を受賞されたそうです。言われてみれば、確かに手作りならではの、久賀島の人々の温かさや優しさが感じられるようでした。

帰りに「えび養殖場」を見つけたので入ってみると、ピョンピョン飛び跳ねるたくさんのえびが!あまりにも新鮮だったので、買ってそのまま刺身にして食べたのですが、考えてみると実はえびを生で食べるのは初めてで、水々しくプリプリした歯ごたえのえびは、最高においしいかったです。ちなみに、ここから全国各地へ直送しているそうです。

今回は、時間がなくて行くことができなかったのですが、久賀島の東岸にある長浜には、島を代表する「ツバキ林」が広がっており、その広さは、約1ヘクタールとも言われているそうで、ツバキは県花で、和名をヤブツバキと言うのですが、純林は久賀のみで日本でも最も珍しいものなんだそうです。ちなみにツバキは、古来から灯油や整髪油、食油に使われているのですが、そのツバキ林を久賀島の人々は長い間ずっと守ってきたのでしょうね。久賀島の優しい人々の心に包まれたようなそんな気がしました。

久賀島情報
長崎県五島市久賀島

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」