みんなの五つ星グルメ
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ほかの店では替えられない昭和の良さがある「もつ焼き 石松」:東京都中野区

2019/04/23

きっと古くから知っている方は、「もつ焼き 春」というお店の名前を憶えているというかもしれません。こちらのお店は中野にある「もつ焼き 石松」という、昭和の雰囲気を感じながらしっぽりと大人の時間が楽しめる居酒屋。

中野駅からお店に伺うまでの雰囲気は、どこか都会のイメージとは違って、時代をトリップしているかのような錯覚に陥ります。そんな「もつ焼き 石松」は、若かりし頃からお酒の美味しさを体験させてくれた思い出深いお店です。

こちらのお店はモツの変わり種が食べられるという印象。モツをウリにしている居酒屋はたくさんありますが、ラインナップの充実は目を見張るものがあります。他店では食べたことのないチレは、個人的に大好きです。コアなファンが多いお店というだけあって、お客さんの大半がもつ焼きをオーダーします。もちろん私もお好みで数種をオーダー。

料理が到着するまでは、テレビを眺めながらホッピーを飲みます。この「間」が、昭和の趣を感じさせてくれるのでしょうね。ゆったりとした時間を過ごし、いつもの忙しさから解放されるわずかな時間。それを楽しみに、仕事を頑張れる気がします。

物思いに更けていると、オーダーしたもつ焼きが到着。甘めのタレがついた串を口に運ぶと、やっぱりホッピーが恋しくなります。すぐにお代わりをオーダーして、もつ串とのコラボを楽しみます。食感が楽しい色々なモツは、素材ごとにきちんと焼きの見極めが成されていて美味しいです。特別なことはしていないのに、普通が美味しいという感覚が「もつ焼き 石松」の魅力なのかもしれません。

わりと短時間でお店を出るお客さんが多いので、混んでいても待ってみるのも良いでしょう。注文後に串打ちをするという店主のこだわりも好きです。やっぱり商売をするには、一本筋の通った働き方をするのが魅力的に見えますよね。仕事を終えて「もつ焼き 石松」に行くのが、いくつになっても楽しみで仕方ありません。

もつ焼き 石松
東京都中野区中野5-50-9
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131902/13009190/

ライタープロフィール

けぼんさん/男性/年齢:40代/北海道在住/関東の大学を卒業し、言語聴覚士として地域のリハビリに貢献。一度関東へ戻るも、地元の北海道が恋しくなり再度移住。地元愛が強いからか、北海道各地の食のスポットにも精通。旅行と日本酒が大好きな40代。