みんなの五つ星グルメ
これぞ美味!みんなが見つけたとっておきのグルメを紹介します。

鰻の美味しさが浸みる新宿思い出横丁の「カブト」:東京都新宿区

2018/10/10

新宿にある思い出横丁は、昼下がりからお酒が飲めるスポットです。地元の人はもちろん、地方客もどっと押し寄せる呑兵衛のための場所と言っても過言ではありません。そんな一角にある「カブト」は、鰻一筋で長きにわたって多くの人のお腹を満たし、美味しい酒を飲ませてくれるお店として親しまれています。そんな名店は、やっぱり五つ星グルメとして紹介しないわけにはいきません。

お店はとても歴史ある佇まいなので、綺麗という感じよりも時が刻まれた構えが印象的。電球なんて真っ黒になっている状態。それでも、味があって個人的には気になりません。こちらのお店は鰻がコースで頼めるのですが、その価格の安さに驚かされます。コースは「一通り」という内容で、初めて「カブト」でお食事をするなら是非とも頼んでもらいたい!その内容は、「きも、ひれ、レバ、えり、蒲焼き」の5種類です。因みに、「えり」と「ひれ」は小ぶりながら2串頂けるのも嬉しい限り。

まずはビールを頂いて鰻が出てくるのをじっくり待ちます。鰻を食べるときにせっかちになってはいけませんから、漬物を楊枝で刺して口に運びつつ、冷えたビールで喉を潤します。そうしている間に串が運ばれてくるのですが、一般的な鰻のかば焼きとは全く異なる部位が4種も味わえる。しかも、コースで頼まなければ頂けない「レバ」は、鰻10匹分が串に打たれています。こちらは時間が遅ければ食べられない逸品です。

もしも「一通り」で足りなければ個別で串を追加することもできますが、ほとんどの人がサク飲みで席を立つ感じ。でも、お酒を2〜3杯楽しめて甘辛い鰻を胃袋に収めると、それだけでも幸せな気分に浸れます。普段は食べられない鰻の美味しさを発見することができる新宿の「カブト」は、昼間からお酒を飲むという後ろめたい感じを払しょくするような感動が待っていますよ!疲れた時ほど食べたくなる精のつく鰻料理。「元気を補給して明日からも頑張るぞ!」という気持ちにさせてくれるはずです。

「カブト」
東京都新宿区西新宿1-2-11 思い出横丁
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13006700/

ライタープロフィール

けぼんさん/男性/年齢:40代/北海道在住/関東の大学を卒業し、言語聴覚士として地域のリハビリに貢献。一度関東へ戻るも、地元の北海道が恋しくなり再度移住。地元愛が強いからか、北海道各地の食のスポットにも精通。旅行と日本酒が大好きな40代。