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チョコレート/ベルギー生まれの天才ショコラティエが作るチョコレート:東京都中央区銀座
2010/06/30
ベルギー生まれのピエール・マルコリーニ氏のチョコレートショップが銀座に開店したのは2001年のことで、当時は、今に比べると日本で食べることができる海外のショコラティエの作品は限られていました。
海外のショコラティエのチョコレートといえばデパ地下といわれるほど、直営店を構えるお店は限られていて、しかもチョコレートを買うために行列するということも珍しいものでした。
チョコレートが大好きな私は、どうしてもピエール・マルコリーニのチョコレートを食べてみたいと思い、行列を覚悟で銀座へ向かいました。
想像していたよりも小さなお店の前は10数人の行列ができていて、狭い店内には、お店の人に案内される数人ずつしか入れませんでした。
やっと案内された店内では、白い手袋をした店員さんとガラスのショーケース越しに向かい合ってチョコレートを購入するというスタイルで、今では珍しくありませんが、当時はかなり緊張したものです。
上品に並ぶ小さなチョコレートは、カカオの含有量や産地の異なるものがたくさん並び、マダガスカル産のカカオって?ベネズエラ産とエクアドル産はどう味が違うの?とかなり混乱しながらも、店員さんの丁寧な説明に助けられ、なんとか選ぶことができました。
初めて選んだチョコレートは、店名と同じ「ピエール・マルコリーニ」と「マンジャリ」、「テ フォンダン」そして「トリュフシャンパーニュ」でした。
「ピエール・マルコリーニ」と「マンジャリ」は、ビターガナッシュをダークチョコレートで包み込んだものですが、それぞれカカオの含有率が違い、口の中でゆっくり溶かすと、鼻から豊かなカカオの香りが抜けていくような感じで、カカオの違いを実感できる味わいです。
また、「テ フォンダン」は、アールグレイフレーバーのガナッシュをダークチョコレートで包み込んだもので、アールグレイの香りとカカオの香りのバランスがとてもよく、個性的なアールグレイがチョコレートに合うということをはじめて知りました。
そして、「トリュフシャンパーニュ」は、シャンパンフレーバーのガナッシュをミルクチョコレートで包み込んだもので、ガナッシュに香るシャンパンがとても上品でした。
どれもが、口の中でなめらかに溶けていく食感とカカオの香りが絶品で、たったの4粒で1000円をはるかに超えた驚きなど、かき消されてしまいました。
そんな出会いからほぼ10年近く経ち、海外の有名ショコラティエのショップも続々とオープンし、いろいろなチョコレートを食べる機会も増えましたが、今でも、ピエール・マルコリーニのチョコレートはお気に入りのショップのひとつです。
ピエール・マルコリーニ
ピエール・マルコリーニ 食べログ
甘露さん/女性/年齢:40代/東京在住、アラフォー世代に突入し、肩の力がやっと抜け、気分的には一番のんびりと毎日を過ごしています。おいしいものが大好きで、料理の腕を上げたいと日々研究中です。散歩やホームシアターで映画を観ることで、日々のストレスを解消しています。