みんなの五つ星スイーツ
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大福/やさしさの詰まった味:岩手県花巻市

2010/07/01

岩手県の花巻市に住んでいる人に「ここの美味しいものは何ですか」と聞くと、何個かありますがその中に必ずと言っていいほどオススメされるのが「プリン大福」です。

花巻市で有名なプリン大福は花巻市宮野目の国道286号線沿いに農産物直売所「案山子」という決して綺麗でもなく立派でもない、しいて言うなら田舎らしい建物があり、そこで一つ一つ手作りされているのです。

交通量は少なめ道路沿いにありますが、「案山子」はいつでも若い人もたくさんやって来て、普通の産直ではなかなかない賑わいをいつでもみせています。産直なので野菜や豆腐など色々と売っているのですが、「案山子」に行く人の大半がプリン大福をお目当てに行くので、早く行かないと売切れてしまう可能性があると、知り合いの猛烈な勧めにより、初めて買いに行った私は衝撃を受けました。

ふわふわの柔らかい大福生地に柔らかい焼きプリンと生クリームを手作業で包み込んでいくのは、相当な技術が必要であるでしょう。それは、シロートの私が見ただけで分かりますし、その食感といったら、柔らかいものと柔らかいものが合わさると口の中でとろけちゃうというのをはじめて知りました。味はちょうど良い甘さで文句なしの美味さです。このちょうど良い甘さが、老若男女に好かれている秘密なんじゃないのでしょうか。

その時買ったのはスタンダードの焼きプリン大福でしたが、そのほかにもカフェプリン大福や抹茶ババロア大福、季節限定の味などもあり、全て食べてみましたが、どれも文句なしのふわふわ感で絶品でした。

プリン大福自体は違うお店でも売り出されたり、ネットでお取り寄せ出来たりするものもありますが、「案山子」のプリン大福はそこにしか売っていないので、自ら足を運んで買いに来ないと食べることは出来ません。でも、一度食べたことがある人ならまた食べに行きたいと感じるはずです。なんせ、「案山子」のプリン大福はそこで働いている人たちのアイデアで生まれ、独自のレシピを持っていますし、最大の武器は一つ一つ手作業で包み込んでいることだと思います。お母さんたちが愛情込めて包んでくれるから機械作業では絶対出来ない、とろけるような柔らかさが出せるように感じます。

愛情いっぱいのプリン大福を何度食べても、毎回あの柔らかさとやさしい味わいに私は癒されてしまうのでした。ここでしか食べられない、やわらかく、やさしい味わいを是非もっと多くの人に食べてもらいたいと思っています。

せきざくらの会
せきざくらの会 花巻タウン

ライタープロフィール

ヒットさん/女性/年齢:20代/東京都在住、ウインタースポーツ・モータースポーツが好きな20代女子です。粉物の食べ物や、スイーツが好きで良く食べに行きます。お酒にも目がないのでいろんな銘柄・種類に挑戦中です。