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宮崎県／青い海のすぐそばに建つ洞窟のある神社・宮崎の鵜戸神宮

2012/12/21

私が生まれて初めて宮崎に行ったのは、去年のことです。青い海が広がる宮崎という場所に、ずっと昔から行ってみたかったのですが、距離の遠さからなかなかかなわず。夫が九州に転勤になったとき、「よし、今度こそ宮崎を訪れるぞ！」と決心していました。

なかでも、一番行ってみたかった場所は、鵜戸神宮。鵜戸神宮は、宮崎県は日南市にあります。ガイドブックなどを見ていると、青い海のすぐそばの断崖絶壁に立ち、洞窟などもあり、安産、夫婦円満、縁結びの神様として知られているとのこと。ちょうど、出産間近な友人もいたので、お土産にお守りを送ろうと考え、鵜戸神宮へと向かいました。

鵜戸神宮の神様は、確かに断崖絶壁のすぐそばの洞窟内に祀られています。洞窟の中には「おちちいわ」と呼ばれるものがありました。「おちちいわ」とは、洞窟の天井の一部がちょうど女性の乳房のように膨らんでおり、また、まさに母乳のようにその先端から水が滴り降りているのです。由来としては、鵜戸神宮に祀られいる神様のお母様が、小さな赤ちゃんだったわが子を置いていくのがしのびなく、岩に自らの乳房を押し付けて置いて行った、ということになっています。このことからも、鵜戸神宮が母心に基づいた安産祈願の神様として祀られていることがよくわかります。実際、「おちちいわ」は本物の女性の乳房のように見えましたよ。なかでは、「おちちあめ」と呼ばれる飴も売られていて、これを食べれば母乳が良く出ると言われているそうです。私は、安産お守りとおちちあめを友人に買って帰りました。その後、おちちあめ効果かはわかりませんが、友人は完全母乳で赤ちゃんを育てることができたようです。

鵜戸神宮のなかには、もうひとつ有名なスポットがあります。亀のような形をした岩（亀岩）が鵜戸神宮のすぐそばの海にあるのですが、その岩の上にちょうど窪みができています。そこにめがけて「運玉」と呼ばれる素焼きの玉を、男性は左手、女性は右手で投げ、見事窪みのなかに入れることができれば、良いことが起こると言われているのです。私も夫も挑戦しましたが、私は見事大ハズレ。夫は、一発で運玉を投げ入れることに成功しました！！その2カ月後、主人は見事、希望通りの会社から内定をいただくことができたのです。これも鵜戸神宮、亀岩のご利益でしょうか。

鵜戸神宮から見渡す断崖絶壁、そして真っ青な太平洋も、見るに値する素晴らしい眺めですよ。かなり急な階段をのぼりおりするので、足腰が弱い方にはちょっとつらいかもしれません。しかし、訪れるに値する素晴らしい観光スポットだと思います。みなさん、宮崎に行かれた際には、どうぞ鵜戸神宮にもお立ち寄りくださいね。

オッチマーさん／女性／年齢：30代／兵庫県在住／フリーター、法律事務所職員、幼稚園教諭を経験後、現在は主婦＆もうすぐ3歳児のママを頑張り中。楽しいことが大好き、家族でおでかけが大好きです♪