タイのおすすめスポット

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ボリビア／空を映す水鏡が、真っ白に変わる―天空の湖、ウユニ塩湖

2012/10/11

ボリビア

天空を映す、鏡の湖として、最近日本のテレビでもよく取り上げられている、「ウユニ塩湖」。標高3500mを越す高地に広がる、巨大な塩の湖です。雨季になり、湖にうっすらと水がたまると、標高が高いために空をはっきり鏡面反射し、大地は空へと変わる。その幻想的な美しさをテレビで見た日本人旅行者が、最近は多いようです。

しかし、私が訪れたウユニは、乾季の方。なんとしても雨季に行こうとする人が多いようですが、実は乾季も、かなりおススメなんです。

乾季には、湖は完全に塩の固まりになっており、雪景色のように、360度、真っ白な大地が広がります。しかし、ただの白ではありません。強烈な太陽の照り返しを受けた、鮮烈な白。そして、その白い地平線を、次々と車が駆け抜けていっては、消えていく。ところどころに、サボテンが生えている。見たことがあるようでない、不思議で幻想的な風景です。

あの車は、あのあといったいどこへ行くんだろう・・・そんな、夢想する少年少女の心に戻れる場所が、ウユニなんです。また、塩湖に向かう途中に、列車の廃墟が途中にあり、こちらもおススメ。空を走る列車が、この大地に落ちてきたんだろうか・・などと、つい想像してしまいます。まるで、物語の断片を見ているかのよう。

最後は、記念に塩を舐めたり、湖の上でゴロゴロと寝転がって写真を撮ったりして帰りましょう。標高が高いので、写真はとても色鮮やかで鮮明に撮ることができます。

なお、なかなか体力のいる旅になりますので、高山病対策、洋服の準備、紫外線対策は必須です！特に乾季は、強烈な日差し、白い地面の照り返しに加え、乾燥のレベルが半端じゃないので、あっという間に肌が焼け、がさがさになっていまいます。私はくちびるが切れてなかなか治らず、皮膚もボロボロの爬虫類のようになって帰ってくる羽目になりました。曲がり角のお肌に大ダメージ。心だけは、澄んだ少女のようになっていたはずなんですけどね。

中花香さん／女性／年齢：20代／鎌倉出身／会社員／海外旅行、バイオリン演奏、ライブなどが趣味。好きなものは映像、絵本、仏像などです。